Windows10環境でPythonとOpenCVで画像加工する
前提:
python-3.7.2 インストール済み。
Anaconda3-2018.12-Windows-x86 インストール済み。
OpneCVをインストールする。
Anaconda Prompt で、コマンドラインでインストールします。
『pip install opencv-python』
数秒で終わると思います。サクセスすれば完了。
余談、必要なモジュールがあれば入れてもよいでしょう。
pip install numpy
pip install matplotlib
pip install scikit-learn
pip install ipython
pip install jupyter
はい、
OpenCVが入ったかコマンドラインで確認します。
『import cv2』
何事起きないので問題ないです。
私の様に心配性な方はhelpコマンドしてみましょう。
はい、大丈夫そうです。
OpenCV に画像を食わせて色々やってみます。
画像を用意しましょう。
セオリー通り、『レナ』さんの画像で行きましょう。
http://www.lenna.org/
余談ですが、こちらの『レナ』さん画像の肩から下はヌー〇なんですよ。
はい、とりあえず画像をダウンロードしましょう。
こちらのサイトから画像をダウンロードすると『TIF ファイル (.tif)』形式
だと思いますが、問題ありません。
pythonを使ってコマンドラインで保存する場合は、下記です。
import urllib.request as rq
u = "http://www.lenna.org/len_std.jpg"
local = "C:\TMP\Lena\len_std.jpg"
rq.urlretrieve(u, local)
次に、コマンドプロンプトを開いてpythonを実行していきます。
Anacondaからpromptを開き、『 import cv 』します。
ここから、コマンドラインでOpenCVの機能を使って画像を加工して保存してみます。
# カラー画像をグレースケール画像に変換して保存するサンプル
import cv2
im = cv2.imread("C:\TMP\Lena\len_std.jpg")
# グレイスケールに変換
gry = cv2.cvtColor(im, cv2.COLOR_BGR2GRAY)
# ファイルに保存
cv2.imwrite("C:\TMP\Lena\len_std_gray.jpg", gry)
指定したフォルダーに画像が作成されました。
Python+OpenCVを使えばとても簡単に画像の変換ができます。
OpenCVには様々な画像処理機能があります。AIの技術分野でも
画像をAIに食わす前に、適切な前処理をする場合が多いので、
このようにシンプルに実装できるというのはメリットだと
思います。
# 例えば画像のエッジ検出ならCanny関数で簡単に実装できます。
import cv2
im = cv2.imread("C:\TMP\Lena\len_std.jpg")
# Cannyフィルタを適用
im_canny = cv2.Canny(im, 30, 200)
# ネガポジ反転(エッジ黒、背景白にしたいので。)
im_canny = 256 - im_canny
# ファイルに保存
cv2.imwrite("C:\TMP\Lena\len_std_canny.jpg", im_canny)
OpenCVの関数などは本家で。
https://opencv.org/
ホント、ITエンジニアには良い時代になりました。
以上です。