#概要
ソラコム が販売する富士ソフト(OMEGA)の3Gモデム(FS01BU)ですが、製品仕様上の対応OSは Windows 8® までの対応となっています。
FS01BU 製品詳細|富士ソフト株式会社
こちらを Windows 10 で使えるようにしてみます。
#免責事項
本ドキュメントは as is で提供するものであり、本ドキュメントの内容、利用により蒙るいかなる損害についても保証するものではありません。また、記載内容に関する問い合わせ等を行われないよう、ご了承ください。
製品仕様(対応OS)が変更されるわけではないことについて理解した上で、作業を実施してください。
なお、
・Windows 10 Pro (64bit) をクリーンインストールした環境 (Lenovo ThinkPad X200s)
・Windows 8.1 Home (64bit) から Windows 10 Home にアップグレードした環境 (HP Stream Mini 200-020jp)
でそれぞれ動作を確認しておりますが、すべての環境で以下の手順が実現可能であることについてはお約束致しません。
#手順
##接続ソフト「FS01BU Data Connection Manager」のインストール
FS01BU を挿入すると、CD-ROM ドライブに見えます。
格納されているインストーラを使用して、接続ソフト「FS01BU Data Connection Manager」をインストールします。
デフォルトの設定のままインストールを実施して問題ありませんが、インストール先の情報は覚えておきましょう。
「インストール」ボタンを押すと、ファイルがコピーされていきますが、インストールは失敗します。この画面自体は「OK」で閉じます。
この後、手動でドライバをインストールしますが、現状使っている Windows の OS が32ビットか64ビットか確認しましょう。分かっている方は飛ばしてください。
先ほど、接続ソフト「FS01BU Data Connection Manager」をインストールした HDD 内のインストール先フォルダ配下にドライバがコピーされています。OS 毎(32bit/64bit)にフォルダが作成されていますので移動します。
手元の環境では 64ビット OS になっていますので、Windows 7 (64 ビット版) のドライバを使ってみることにします。
(上記の場合、C:¥Program Files (x86)¥FS01BU Data Connection Manager¥Driver¥Win7_64)
上記のフォルダ内の「cmnumdm(.inf)」と「cmnuser(.inf)」をそれぞれ右クリックし「インストール」を選びます。
UAC(ユーザーアカウント制御)はそれぞれ許可すると、この操作を正しく終了しました。というメッセージが出ます。
「cmnumdm(.inf)」と「cmnuser(.inf)」のインストールが完了すると、デバイスマネージャーの「ポート(COM と LPT)」配下に FS01BU が現れました。使えそうです。
接続ソフト「FS01BU Data Connection Manager」を起動すると、アンテナピクトも表示され、端末を認識したようです。
以降、FS01BU Data Connection Manager の設定については割愛しますが、接続情報は SORACOM を利用する場合、ユーザ名: sora、パスワード: sora、APN: soracom.io、認証方式: PAP または CHAP、接続方式: IP です。
##接続・確認方法
接続ソフト「FS01BU Data Connection Manager」から接続します。
いったん接続ソフト「FS01BU Data Connection Manager」をインストールしてしまえば、ダイヤルアップ接続等からも接続が可能ですので、Windows 10 (Pro/Home)でも FS01BU が使えるようになりました。
ご紹介した手順が「ちょっとだけ試したい」といった場合のハードルを低くすることに役立てば、嬉しく思います。