AWS System Manager セッションマネージャーを利用してEC2インスタンスにシェルアクセスする時に楽したい

昨日は@cfikenによるTensorFlow で学習したモデルのグラフを tf.train.import_meta_graph でロードするでした。
とても素晴らしい内容でしたね！
まだ、見てない方がいらしたらどうぞ！！！

では、本題に入ります。

AWS System Manager セッションマネージャー

インスタンスへアクセスをする時に使っているのが下記です。

$ aws ssm start-session --target instance-id

毎度、同じインスタンスへアクセスするのでしたら気にならないのですが別のインスタンスへアクセスする時もあります。
その都度、aws ec2 describe-instancesを利用してインスタンスIDを調べるのは面倒だったのでjqとpecoを使用して簡単にインスタンスへアクセスが出来るようにshellを作成しました。

作成したやつ

#!/bin/sh

PROFILE=''
if [ $1 ]; then
    PROFILE="--profile $1"
fi

ID=`aws ec2 describe-instances $PROFILE | \
    jq -r '.[][].Instances[]
         | [.InstanceId,
            [.Tags[] | select(.Key == "Name").Value][]]
         | @tsv' | \
    column -t | \
    peco | perl -pe 's/\s.*//'`
aws ssm start-session --target $ID $PROFILE

やっていること

まず、aws ec2 describe-instancesでインスタンスの情報を取得します。
次にjqを使ってインスタンスIDとタグのNameをtsvで吐きます。¹
その結果をpecoに渡してサーチできるようにします。
選択されたもので必要なのはインスタンスIDだけなのでNameの部分の正規表現を利用して削除します。
最後にaws ssm start-session --targetに選択されたインスタンスIDを渡してインスタンスへアクセスします。

--profileについて

複数のアカウントを使用していると--profileでデフォルト以外のアカウントを使用する機会があります。
なので、引数を渡して別のアカウントを使用することが出来るようにしました。²

動かしてみる

$ ssm $PROFILE

こんな感じで出てくるのであとは任意のものを選択すると

このようにインスタンスへアクセスしてくれます。³
楽できるようになりましたね！
お疲れ様でした。

明日は@SAMUKEIがlookerについて話してくれるのでとても楽しみですね！
ワクワクして眠れないですね！！！

1. タグのNameを設定している前提です。 ↩

2. デフォルトの設定のみなら引数は渡す必要はありません。 ↩

3. aliasはssmではなくてお好きなものをどうぞ ↩