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【Python3エンジニア認定基礎試験】合格したので勉強方法や難易度について解説

Last updated at Posted at 2023-01-23

Python3エンジニア認定基礎試験に合格したので私なりの勉強方法や難易度について解説します。

はじめに

こちらの試験は一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会による認定資格です。

2019年に日経 xTECHが実施した「これから取りたいと思うIT資格」のアンケートで3位となり、Pythonの盛り上がりと共に試験自体も注目されています。

試験内容はPython3の文法基礎が問われるため、取得するとPython3の文法基礎を理解していることが証明できます。

試験概要
試験名:Python3 エンジニア認定基礎試験
(英名:Python 3 Certified Engineer Basic Examination)
資格名:Python3 エンジニア認定基礎試験合格者
(英名:Python 3 Basic Grammar Certification)
概要:文法基礎を問う試験
問題数:40問(すべて選択問題)
試験時間:60分
合格ライン:正答率70%
ITSS:職種:ソフトウェアディベロップメント、専門分野:応用ソフトのレベル1
出題範囲:主教材であるオライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル(2021年9月1日より第四版に対応します)」
受験日:通年
試験センター:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
受験料金:1万円(税別) 学割5千円(税別)
Pythonエンジニア育成推進協会より引用

出題範囲のPythonチュートリアルは、以下のサイトに無料で公開されています。

第4版出版時のバージョンが3.9のため、以下の画像のように3.9に変更してください。

ツイート文の画像 (1).png

受験までの流れ

受験までの流れは以下のようになります。

Odyssey IDを登録

試験の申し込み(試験会場・日程を選択)

会場の指示に従ってお金を振り込む

当日

オデッセイIDの登録・試験の申し込みはこちら

会場によって受けれる日程が違いますが、一年中受けることができるので好きなタイミングで挑戦することができます。

勉強に関して

出題範囲とどのように勉強したかをお伝えします。

出題範囲

出題範囲が「Pythonチュートリアル 第4版」とありますが、比率は以下のようになっています。

図解 (7).png

3・4・5・8・10章の出題割合を合わせると75%となり、合格ラインの70%を超えるため、そこを重点的に勉強しました。

勉強方法は模擬がメイン

テキストに関してはしっかりと読み込むことはせず、ある程度読み進めたら模擬試験を受けました。

模擬試験について
認定スクールであるプライム・ストラテジーが模擬試験を無料公開しています。
https://study.prime-strategy.co.jp/
認定スクールであるDIVE INTO CODEが模擬試験を無料公開しています。
https://diver.diveintocode.jp/python_basic/lp
認定スクールであるトレノケートが模擬試験を無料公開しています。
https://camp.trainocate.co.jp/map/python/
認定スクールであるリーディング・エッジ社が模擬問題を無料公開しています。
https://startlab.jp/exam/
Pythonエンジニア育成推進協会より引用

2023年5月に公式問題集が販売されたのでレビューしてみました。

以下はプライム・ストラテジーの模擬試験より抜粋しました。範囲は3章 気楽な入門編です。

【問題】
Zen = 'NowIsBetterThanNever'
1: Zen[:]
2: Zen[60:80]
3: Zen[10]
4: Zen[:500] + 'Z'
5: Zen[10] = 'X'
【解答】
5
【解説】
文字列はイミュータブル(値を改変できないオブジェクト)のため、代入することができない。
プライム・ストラテジーの模擬試験より抜粋

模擬で間違えた問題に関しては、テキストの該当箇所を確認して理解するようにしました。

Pythonチュートリアルは分かりづらい部分があるのでYouTubeで解説をしています。
良ければご活用ください。

ブログも一応あります

また、動作を確認したいものに関してはGoogle ColabratoryとAnaconda Promptを使用して確認するようにしました。

難易度は模擬と同じくらい

私はプライム・ストラテジーとDIVE INTO CODEを利用しましたが、個人的には模擬試験と本番の試験はほぼ同レベルかと思います。

ただし、何度も模擬を解くと答えを覚えてしまうので注意が必要です。
模擬とは少し違う問題が出題されるのでしっかりと内容を理解する必要があります。

過去問は公開されていない

Python3エンジニア認定基礎試験では過去問が公開されていません。
模擬試験を活用しましょう。

ただし、合格体験記が公開されているので、他の方の勉強方法を参考にすることはできます。
https://www.pythonic-exam.com/archives/category/success-story

受験までの期間(勉強時間)

1ヶ月程度の余裕を持って受験日を設定しました。
総勉強時間は、1日1時間 × 20日 = 20時間くらいだったかと思います。
※私はPythonを業務で使用しているため、初学者ではありません。

試験結果

無事に1回目で合格できました。
その場で試験結果が印刷されます。

試験時間60分に対して40問となっていますが、見直しする時間は十分にありました。
ダウンロード (2).jpg

後日(約1ヶ月後)、合格証が届きます。

ダウンロード (1).jpg

まとめ

Python3の文法基礎を問われること、出題範囲・出題割合が公開されていることから、比較的合格しやすい試験だと思います。

Pythonは近年注目を集めている(TIOBE Programming Community index 2022年12月度1位)ので、気になる方は受験してみてはいかがでしょうか。

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