はじめに
Evernoteの無料版を長年利用しています。ある日突然、Evernoteのクラウドサーバーがクラッシュして、重要なメモが全て取り出せなくなった!という事態はあまり考えられない話だとは思いますが、定期的にローカルにバックアップを取っておく事は重要な事だと思います。そこで大量のノートのバックアップを効率よく行う方法について書いてみました。
デジタル遺産の問題もあるだろうし、Evernoteのクラウドの容量の問題とか、経営的な問題で、突然、データを削除します!という事はありうる話だと認識しておいた方がいいでしょう。Google+もデータが削除された事だし。
環境
Windows10
Evernote Ver 6.17
バックアップの取り方
バックアップの取り方は簡単で、ファイル-エクスポートを選ぶだけでバックアップは取れます。しかし、普通にバックアップを取っただけであれば、現在選択されている1つのノートだけしかバックアップは取れません。
1つのノートブックに存在する、複数のノート全てに対しバックアップを取りたい場合は、Ctrlキーを押しながら、全ノートを選択した状態にしてからエクスポートをすると、全ノートがバックアップされます。しかし、ノートブックの中に数十個のノートしか存在しない場合であれば、このやり方でいいのだが、数百ものノートが存在する場合、全てのノートを選択しなくてはいけなくなり、このやり方では結構面倒です。
そこでお薦めなのが、複数のノートブックをスタックに入れて管理する方法です。スタックとは、複数のノートブックを束ねて管理できるディレクトリのようなものです。「スタック>ノートブック>ノート」の管理階層となります。因みに、スタックの配下にノートを直接保存する事はできません。
スタックの作り方ですが、左サイドバーに表示されているノートブックを、別のノートブックの上にマウスでドラックすると作成されます。
《Befor》
《After》
そして、スタックを右クリックして、「ノートをエクスポート」を選択すると、スタック単位でバックアップが取れます。つまり、スタック配下のノートブック、ノートが全て一括でバックアップが取れます。
これなら、大量のノートを保存していても、バックアップが簡単ですね。