はじめに
LinuCレベル1の102試験に合格したのでその体験記になります。点数は800点満点中760点でしたので、95%取れたことになります。ちなみに合格ボーダーラインはは480点です。
手応えとしては全体的に簡単なイメージでした。めっちゃ簡単な問題4割、標準的な問題5割、チョイ難1割といった割合で構成されていたように思います。あくまでも個人的な体感です。
やった教材
自分は下記の3つの教材を使って勉強しました。他の人の体験記を読むと、あずき本といわれる鉄板教材があるようなのですが自分は使いませんでした。
下記の3教材を8割もやりこめば、それほど心配しなくても、ほぼほぼ満点に近い点数で合格できるかと思います。受験料が高額なため絶対に一発で合格してやろうと思い、結構やり込みました。しかし、実際の試験はそこまで難しくなかったため、合格した後はなにもそこまでやり込まなくてもと、少し気抜けした気分になりました。
自分は教本→問題集→Ping-Tのルートで勉強しました。しかし、正直、教本→Ping-T→問題集のルートでやっといた方が効率はよかったように思います。Ping-Tを後回しにしたのは、102は有償教材となり有効期限を意識したためです。まあ、仕方がないです。
試験の感想
実際の試験はPing-Tの内容に近いです。ほぼほぼ同じ問題もいくつかありました。勉強する箇所は、正解の設問だけでなく、異なる設問の解説もしっかりと読み込んで覚えておくことが重要です。
テキストを一読しただけで、うろ覚えの状態で臨んでしまうと、本番試験でわりと迷うことになる可能性が高いと思われます。しっかりと細かいところまで、暗記しておくことが大事です。
教材の感想
教本は解説がしっかりしているのためわりと勉強になります。教本は覚えることよりも理解することを重視して読みました。教本についている問題は、あまり本試験を想定しておらず、基礎チェックレベルと考えていいかと思います。それほど何周もしなくていいでしょう。教本1本だけで本番試験に望むと合格するのはほぼほぼ無理です。最後についている模擬試験は超お薦めです。本番試験直前にチェック用として活用するといいでしょう。
LinuCレベル1 合格教本
Ping-T1本だけでほぼほぼ合格できそうな気はしますが、念には念をという意味で問題集もやっておくことに越したことはないでしょう。Ping-Tでは扱っていない問題もいくつか含まれているため、+αの知識が欲しい場合は有効です。
LinuCレベル1 スピードマスター問題集
Ping-Tが一番勉強になりました。3周やって8割ほどできるようにしてから本試験に挑みました。101は無償でですが102は有償になります。お金を払ってでも十分にやる価値のある教材です。
Ping-T
101と102はどっちが難しいか
自分は先に101を取得してから102に入りました。この順番が王道のルートでしょう。101は単純にコマンドのオプションを暗記することが殆どでしたが、102は設定に重点が置かれた出題となっています。単に覚えたらいいだけではなく、しっかりと理解しておかないといけないのが102です。
業務で普段Linuxを使っている人であれば、それほど難しい内容ではありません。業務未経験者であれば、最初は難しく感じるかと思いますが、それでもほぼほぼ暗記で対応できるため、頑張ればそれほど難しい試験ではありません。
Linuxを業務で触っているのであれば最低限知っておいた方がいいでしょうという内容が102になります。
試験の意義
業務未経験者でも、理解が乏しいながらも、単に丸暗記するだけで対応できなくはないのですが、実務経験があった方が、当然より理解は深まります。
自分は普段の業務でLinuxを触っていますが、ロケレーションの設定くらいはやったことはあっても、postfixとか、ntp、chronyなんかは、実際に触った経験はありません。それでもいつか触ることがあるだろうと思い、しっかりと勉強しました。
Linuxの書籍を読んで勉強することもできますが、書籍を一読して勉強しただけでは、使わない機能は時間が経てばわりと忘れてしまうものです。試験対策の一環として勉強すると、何回も繰り返して暗記に努めるため、わりと長期記憶として残ものです。勉強のために先ずは資格取得を目指してみるのも、非常に有効な勉強の手段かと思います。