環境
Ubuntu20.4
手順
yarnの公式サイトを見ると、npmを使ってインストールする方法しか紹介されていないようです。
https://classic.yarnpkg.com/en/docs/install#windows-stable
yarnをインストールするだけの目的でnpmをインストールするのはちょっと・・・といった場合は、aptでインストールすることもできます。
ただし、aptを使った場合、Ubuntuの公式リポジトリから取ってくるのではなく、サードパーティーのリポジトリから取得してくることになります。
残念なことに、yarnの公式サイトにaptでインストールする手順は記載されていません。
インストール手順(参考サイト)
- https://yanor.net/wiki/?Node.js/yarn/yarn%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB+-+Ubuntu
- https://riyoo.biz/articles/yarn-install
yarnインストール用の公開鍵をインストールするところから始まります。公開鍵の一覧を表示して、現状を確認しておきます。
$apt-key list
aptがサードパーティーのサーバーにアクセスする時の認証で利用する、公開鍵を取得します。
$curl -sS https://dl.yarnpkg.com/debian/pubkey.gpg | sudo apt-key add -
OK
公開鍵の一覧を表示して、確かに、1件追加されていることを確認します。
$apt-key list
sources.list.d配下に、yarn.listを作成します。yarn.listはデフォルトでは存在していないため、新規で作成することになります。teeコマンドはファイルと標準出力の両方に書きだすコマンドです。まずは、yarn.listが確かに存在していないことを確認します。
$ls -la /etc/apt/sources.list.d
$echo "deb https://dl.yarnpkg.com/debian/ stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/yarn.list
yarn.listが正しく作成されたことを確認します。
$ls -la /etc/apt/sources.list.d
$cat /etc/apt/sources.list.d/yarn.list
インストール準備ができたので、実際にインストールを行います。--no-install-recommendsオプションを付けると、必須でないパッケージのインストールを省くことができます。オプションをつけないでyarnをインストールすると、Node.jsも一緒にインストールされることになります。Node.jsはnvmでインストールしているので、aptではインストールしたくないといった場合は、オプションをつける必要があります。
$sudo apt update
$sudo apt install --no-install-recommends yarn
インストールされていることを確認します。
$which yarn
/usr/bin/yarn
$yarn --version
1.22.18