コラム
Windows10上で利用できる仮想化ツールには下記の3種類がある。
- VirtualBox
- VMware Workstation Player
- Hyper-V
Hyper-Vはマイクロソフト社から出ており、Proエディションにのみ標準搭載されている。Homeエディションでは使えない。コンシュマー向けではないようです。(しかし、Windows UpdateをインストールするとHomeエディションでも動かせるようになるようです)
マイクロソフトが出しているLinuxのWSL2をWindows10にインストールしようと思ったら、否応なしにHyper-Vが選択されることになる。WSL2はHyper-Vでしか動作しないため。つまり、VirtualBoxやVMware Workstation Player上でWSL2を動かしたいと思っても動かすことはできない。とはいっても、Hyper-VはWSL2専用の仮想化ツールといったわけではなく、Hyper-V上で、UbuntuやCentOSを動かすことはできる。
上記3種類の中で一番人気なのは恐らくVirtualBox。VMware Workstation Playerも悪いわけではない。VirtualBoxとほぼほぼ同じように使えるようではある。
また、仮想化をするには上記3種類の他に、Dockerという選択肢もある。Dockerについてだが、大きく2種類のツールが存在している。
- Docker Toolbox
このツールを使うと、バックでVirtualBoxが動く。Docker社が開発しているが、既に開発が停止されており、公式サイトによると今後の利用は非推奨と記載されている。レガシーになりつつある。
- Docker Desktop for Windows
Docker Toolboxに代わる新しいツールがこれになる。Docker Toolboxと異なる点は、バックで動作する仮想化ツールが、VirtualBoxからHyper-Vに変わった点だ。
Docker Desktopには2種類存在しており、マイクロソフトが出しているWSL2版とDocker社が出しているHyper-V版とが存在している。共にHyper-Vを採用している。(マイクロソフトに屈したかDocker社よ)
色々と存在する仮想化ツールであるが、VirtualBoxとHyper-Vは、相性がよくないことが知られている。VirtualBoxが入ってる環境にHyper-Vをインストールすると、VirtualBoxが動作しなくなる不具合が発生するのだ。(共存させる裏テク?のようなのはあるようではあるが)つまり、VirtualBoxを使っていて、そうとは知らず、Docker Desktop for WindowsをインストールするとVirtualBoxが動かなくなってしまう。Hyper-Vが有効になってしまうためだ。VirtualBoxを使っていて、WSL2をインストールしても、Hyper-Vが有効になってしまう。(インストーラーに注意喚起メッセージでも入れて欲しいものだ)
どこまでいっても、マイクロソフト製品を使い続けている限り、エンジニアの苦悩はなくならないのだろうか。