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10分で説明するAtomic Design と、弊チームで扱うためのカスタマイズについて

Last updated at Posted at 2020-01-15

Atomic Design とは(解釈)

  • 部品の組み合わせでUIを作れるようにするもの
  • 5つのグループに分類し、それらの依存を一方向にして管理
  • グループやその役割は自由にカスタマイズしていい

ポイント

  • 各グループの役割をしっかり決める、認識する
  • グループの依存方向を守る

5つのグループの役割

グループ名 組合せ可 関わる人 担保するもの 特徴
atoms x dev トンマナ、基本デザイン ・UIパーツの最小構成部品
・他のコンポーネントには依存しない
・配置パターンもatomsに含まれる
molecules o dev 操作性 ・atomsを組み合わせて作る部品
・atomsの原始的行動に意味を付加する
 ・eg.文字を入れる+クリックする=検索する
organisms o dev 機能、価値、サービス ・atoms,molecules,organismsを組み合わせて作る部品
・独立して機能し、他のページでも同じ意図で使える
templates o dev+biz レイアウト ・atoms,molecules,organismsを配置する
・プレイスホルダーだけのスケルトンの状態
pages o dev+biz 流し込むデータ ・templatesにデータを流し込みページを動かす

境界

  • atoms vs molecules
    • 単独コンポーネントか(atoms)複数組合せコンポーネントか(moelcules)
  • molecules vs organisms
    • 組み合わせによって意味/意図が変わるか(molecules)否か(organisms)
  • organisms vs templates
    • 配置を自由に変えられる(templates)か否か(organisms)
  • templates vs pages
    • 実際のデータに依存するか(pages)否か(templates)

依存の方向について

image.png
(本家ブログより)

  • 自分自身から図中左側のレイヤーのみに依存する
  • 修正したレイヤーより図中左側のレイヤーには影響が出ない状態

グループのカスタマイズ

  • スマホ用のコンシューマー向けサイトと、PC用の業務向けサイトで同じグルーピングが通用するか?
    • -> NO

うちのチームの場合

  • 対象プロダクトの特徴
    • 多機能な巨大UI部品がある(一覧テーブル、オプション選択リストなど)
    • 1ページ内に複数の目的を持たせたダッシュボードの様なページはほぼない
  • 上記とAtomicDesignの差
    • 複雑な部品が多く、ほとんどorganismsになりかねないので、moleculesを組み合わせたmoleculesを許容する
    • 本来global stateと繋ぐのはpagesだけだが、バケツリレーがひどくなるためorganismsでも許容する
      • ただし、そのorganisms固有とツール全体の汎用データのみ
    • 使いまわせるtemplatesが少なく、レイアウトを変える機会も少ないいため、templatesは必須としない
      • pagesである程度レイアウトしてしまう
    • 場合によってはmoleculesとorganismsの間にもう1階層追加する必要がでるかもしれない

まとめ

  • 本来はUI設計手法なのでもっといろんな要素があるが、まずは役割、分類、依存方向だけ意識してやっていき

参照

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