EV3RTでプログラムを書き込む手順として最もオススメしたいBluetooth転送、
その作業手順を簡略化するTeraTermマクロを紹介します。
Bluetooth転送で書き込みが行えると様々なメリットがあります。
- microSDのスロットを傷めないのでインテリジェントユニットに優しい
- USBコネクターを傷めないのでインテリジェントユニットに優しい
- USB接続でたまに起こるハングアップが無い
開発環境の他に用意するもの
セットアップのオプションで**.ttlファイルをttpmacro.exeに関連付ける**をチェックしてください。
#TeraTermマクロの作成
テキストファイルで次のマクロを作成します。
zmodem.ttl
messagebox "EV3の電源を入れてください" "起動"
connect '/C=4'
messagebox "load=>Bluetooth SPPにしてください" "転送"
zmodemsend 'C:\cygwin64\home\pulma\hrp2\sdk\workspace\app' 1
disconnect
closett
end
COMポート番号の指定は connect
コマンドの引数で指定します。
COM4 を使用する場合は、'/C=4'
と指定します。
connect '/C=4'
ZMODEMプロトコルで転送するファイル名を絶対パスで指定します。
相対パスでは動作しません。ドライブ名、フォルダ階層を含めた絶対パスを指定してください。
zmodemsend 'C:\cygwin64\home\pulma\hrp2\sdk\workspace\app' 1
#使い方
PC | EV3 |
---|---|
マクロファイルをダブルクリックして起動します。 | |
次のメッセージが表示されるので、EV3の電源を入れてからOKボタンを押下します。 | |
EV3でBluetooth SPPを選択してからOKボタンを押下します。 | |
転送状況が表示されます。 | |
転送が終了するとマクロとTeraTerm本体が終了します。 | Centerボタンを押下するとプログラムが実行されます。 |