はじめに
会社でしょっちゅう飛び交う「クラウド」という言葉に、分かったふりで相槌を打ち続けていたぷらむんが、思い切ってたぬき先輩に「クラウドって結局何なんですか?」と聞いてみたら、モヤモヤの正体がようやく整理できた話です。
会社で自称マスコットキャラをやってるのに、社内で一番空気が読めない、ぷらむんです🐯
「クラウド」も「AWS」も、聞いたことはあるけど、ちゃんと説明しろと言われると言葉に詰まってしまいます。
"借りる範囲によって呼び方が変わるだけ"と知ったら、ずっと感じていたモヤモヤがすっと晴れました!
ーこんな人に読んでほしいー
🟠 「クラウド」という言葉を、なんとなく分かったふりで使っている
🟠 AWSがインフラ系の話なのかバックエンド系の話なのか、整理できていない
🟠 クラウドとインフラの違いを、人に説明できる自信がない
🟠 今さら「クラウドって何ですか?」と聞くタイミングを逃してしまった
🐯「クラウドって、結局何なんですか…?」と、思い切って聞いてみた
会社で、「そこはクラウド側で対応できますね」「AWSに乗せておけば大丈夫です」というやり取りが飛び交うたびに、ぷらむんはなんとなく分かった顔でうなずいていました。
でも実際は、クラウドがネットワークのインフラ系の話なのか、それともバックエンド寄りの話にも関係あるのか、頭の中はずっと「?」のまま...。
さすがにこのままではまずいと思い、たぬき先輩が手の空いたタイミングを見計らって、思い切って聞いてみることにしました。
「あの、恥ずかしながらなんですけど…クラウドって、結局何なんですか?」
🐯クラウドは「インターネット経由で借りられる、コンピュータ資源」だった
🐯:たぬき先輩
「あ、それ最初みんな一回はモヤモヤするやつだね。クラウドっていうのは、簡単に言うと、サーバーとかストレージとかネットワークみたいな"コンピュータ資源"を、インターネット経由で必要な分だけ借りて使えるサービスのことだよ」
「借りる…んですか? 何か機械を買うわけじゃなくて?」
🐯:たぬき先輩
「そうそう。昔は自社で物理的なサーバーを買って設置して、っていうのが当たり前だったんだけど、クラウドを使えば、自分たちでハードウェアを持たなくても、必要な時に必要なだけ使える。だから『クラウド』っていう、なんだかふわっとした名前がついてるんだと思うよ」
なんとなく聞いたことがある単語が、初めて輪郭を持った気がしました。
🐯クラウドには3つの「借りる範囲」があるらしい
「じゃあ、クラウドって一種類じゃないんですか?」と聞くと、たぬき先輩はさらに続けてくれました。
🐯:たぬき先輩
「うん、借りる範囲によって呼び方が変わるんだ。大きく3つあってね」
🟠 IaaS(インフラ基盤):
サーバーやストレージそのものを借りる形。OSから自分たちで用意して構成する(例: AWSのEC2やS3、Google CloudのCompute Engine、AzureのVirtual Machinesなど)
🟠 PaaS(開発基盤ごと):
OSやデータベースまで用意された土台の上でコードを動かせる形(例: Heroku、AWSのLambdaやElastic Beanstalk、Google App Engine、Azure App Serviceなど)
🟠 SaaS(完成したソフト):
ログインしてすぐ使える完成品を、サービスとして利用する形(例: Gmail、Slack、Salesforce、Google Workspace、Microsoft 365など)
「借りる範囲が狭いほど自由に組める代わりに自分たちでやることが増えて、範囲が広いほど手軽な代わりに自由度は下がる、っていうイメージだね」
借りる場所が同じ「クラウド」でも、範囲によって全然違う顔を持っていることが、ようやく分かってきました。
🐯AWSは「インフラ専門家だけのもの」じゃなかった
「じゃあAWSって、このIaaS・PaaS・SaaSのどれなんですか?」
🐯:たぬき先輩
「実は、AWSは特定の一つに絞られる訳じゃなくて、この3つ全部を、サービスごとに幅広く提供している事業者なんだよね。サーバーを借りるサービスもあれば、データベースをまるごと用意してくれるサービス、コードを書けばそのまま動かせるサービスもある」
「じゃあAWSって、インフラ担当の人だけが触るものだと思ってました…」
🐯:たぬき先輩
「そこ、勘違いしやすいところ。バックエンドのコードから直接AWSのデータベースサービスにつないだり、サーバーを用意せずに関数だけ書いて動かすサービスを使ったりすることもあるから、インフラ担当だけのものじゃなくて、バックエンドエンジニアも普通に触る共通の基盤なんだよ」
「インフラ系」か「バックエンド系」かという二択で悩んでいたこと自体が、そもそもズレていたようです。クラウドは職種の境界線ではなく、同じ基盤のどのレイヤーに関わるか、という話だったんですね。
🐯AWSって、実はAmazonの略だった
「そういえば、AWSって資格を取ってる先輩もいますけど、結局何の略なんですか?」と、素朴な疑問もぶつけてみました。
🐯:たぬき先輩
「AWSは『Amazon Web Services』の略で、そのままAmazonが提供しているクラウドサービスなんだよ」
「え、あの通販のAmazonですか? なんで配送の会社がそんなにIT業界に強いんですか…?」
🐯:たぬき先輩
「実は順番が逆でね。Amazonはもともとネット通販が急成長する中で、クリスマス商戦みたいなアクセス集中でサイトが落ちてしまうことに苦労していたの。その反省から、自社のために大規模で信頼性の高いサーバーインフラを社内で作り込んでいったんだよ」
「そのインフラを、外にも貸し出すことにしたのがAWSってことですか?」
🐯:たぬき先輩
「そう。2006年に一般公開されて、GoogleやMicrosoftが本気でクラウドに力を入れ始めるより先にスタートしていたの。その先行者利益もあって、今でもクラウド市場でシェア1位を保っているんだよ」
配送業者だと思っていた会社が、実は自社の巨大な通販事業を支えるために、結果的にIT業界最高峰のインフラ運用力を先に手に入れていた——そう考えると、AWSの強さにも納得がいきました。
🐯ChatGPTのようなAIツールも、実はクラウドの仲間だった
「ちなみに、個人開発でよくAPI連携するChatGPTとかのAIツールも、クラウドの話に入るんですか?」と、気になっていたことも聞いてみました。
🐯:たぬき先輩
「入るよ。ブラウザでログインしてそのまま使うChatGPTは、完成したソフトを利用しているだけだからSaaSだね。API経由で自分のアプリに音声機能とかを組み込む場合も、実体はOpenAI側のクラウド上で動いているAIモデルを、こっちから呼び出して使わせてもらっているだけだから、根っこの構造は変わらないよ」
「じゃあAPIで機能を組み込んでる時点で、もうクラウドサービスを使っていることになるんですね」
🐯:たぬき先輩
「そういうこと。個人開発でAPIを使う=すでにクラウドの恩恵にあずかっている、って考えると分かりやすいと思うよ」
🐯まとめ
「クラウドって結局何なんですか?」というモヤモヤの正体は、範囲によって呼び方が変わる「借り方の違い」を整理できていなかっただけでした。
「インフラかバックエンドか」で分けようとしていたこと自体が、そもそも見当違いだったのかもしれません。
ー今回学んだことをまとめるとー
🟠 クラウドとは、インターネット経由でコンピュータ資源を必要な分だけ借りられる仕組み
🟠 借りる範囲によって、IaaS・PaaS・SaaSという3つの形がある
🟠 AWSは特定の一つではなく、この3つを幅広く提供している事業者
🟠 クラウドは「インフラ担当だけのもの」ではなく、バックエンドエンジニアも直接使う共通基盤
分かったふりで相槌を打っていた言葉ほど、思い切って聞いてみると、案外あっさり腑に落ちるものだなと感じました🐯
🦁おわりに
PRUMのエンジニアの多くは未経験からの採用です。ぷらむんのような新人がのびのび成長できる環境が気になった方は、ぜひコーポレートサイトも覗いてみてください。
▶ PRUM採用ページ
エンジニアの方に役立つ記事をまとめたサイトも運営しています。よければこちらもどうぞ。
▶ エンジニアに役立つ記事サイト
また今度、ぷらむんの奮闘記をシェアします。ここまで読んでくれてありがとうございました🐯



