こんにちは。株式会社PRUMで採用人事をしている井原です。
日々、未経験の方やキャリアチェンジを考えている方とお話しする中で、 「IT業界って結局どんな世界なんですか?」 という質問をよくいただきます。
この記事では、そんな方に向けてIT業界の全体像をなるべくやさしく整理してお届けします。
1. はじめに:IT業界への「不安」は自然なこと
面談で未経験の方とお話ししていると、かなりの確率でこんな声を耳にします。
- 「IT業界ってなんか難しそう……」
- 「エンジニアじゃないと無理そう」
- 「専門用語が多すぎて、何が何だかわからない」
- 「未経験から入って大丈夫なのか不安」
これ、 すごく自然な感覚 だと思います。実際、IT業界は外から見ると非常にわかりづらいものです。しかし、 全体を分解してみれば、そこまで特別な世界ではありません 。
まずは、IT業界の全体像をざっくり整理してみましょう。
2. IT業界は 「ひとつ」 ではない
「IT業界」とひとことで言っても、中にはいろいろな領域があります。大きく分けると、以下の4つに分類できます。
| 領域 | 特徴 |
|---|---|
| インフラ系 | サーバ、ネットワーク、クラウドなど、ITの土台を支える仕事。目立たないけれど、止まると困る非常に大事な領域。 |
| ソフトウェア・SaaS系 | 会計ソフトやチャットツールなど、便利な「仕組み」をつくる領域。普段使っているサービスの裏側に近いです。 |
| 受託開発・SIer系 | お客様の課題に合わせてシステムをつくる仕事。「企業ごとの困りごとをシステムで解決する」イメージ。 |
| Webサービス系 | アプリやWebサービスを運営し、改善を回し続ける領域。スピード感があり、変化が激しいのが特徴。 |
まずは、 「ITにもいろいろある」 と知るだけでも、キャリアの選択肢が整理しやすくなります。
3. 働き方の違い(自社・受託・SES)
未経験の方が混乱しやすいのが 「働き方」 の違いです。会社が何をしているかだけでなく、 「どんな形で仕事をするか」 も重要です。
- SES(システムエンジニアリングサービス) : プロジェクト先で技術支援を行います。現場経験を積みやすく、未経験から入るルートのひとつでもあります。
- 受託開発 : お客様から依頼を受けてシステムをつくります。多種多様な業界の課題に触れられるのが特徴です。
- 自社開発 : 自分たちのサービスを自分たちで育てます。サービス改善に直接関われる面白さがあります。
ネット上では極端な意見も見かけますが、どれが正解ということではなく、 「自分に合うかどうか」 が大切です。
4. 「IT業界 = プログラマー」ではない IT業界は、コードを書く人だけが主役ではありません。実は、職種はもっと広いです。
- ソフトウェアエンジニア / インフラエンジニア
- 社内SE
- PM(プロジェクトマネージャー) / PMO
- ITコンサルタント / DX推進担当
- データ分析担当
- Webマーケター
- UI/UXデザイナー
- カスタマーサクセス / IT営業
つまり、 「ITをつくる仕事」 もあれば、 「ITを使って成果を出す仕事」 もあるということです。エンジニア以外の選択肢を知っておくと、視野がぐっと広がります。
5. 未経験者に求められる 「3つの力」 「最初から完璧な技術力が必要」と思われがちですが、実はそれ以上に大切な力があります。
- 調べる力 : ITの仕事は「知らないこと」が出てくるのが当たり前。全部覚えている人より、自力で調べて前に進める人が強いです。
- 整理する力 : 「相手が何に困っているのか」を整理する力。これはエンジニア、DX、マーケ、どの職種にも共通して必要です。
- 学び続ける力 : 変化が早い業界だからこそ、今の経験以上に「これから伸びる意欲」がある人にチャンスがあります。
6. IT業界で働く面白さとは
IT・DXの仕事の本質は、ただシステムをつくることではなく、 「仕組みで課題を解決すること」 だと思っています。
- 手作業で大変だったものを効率化する
- バラバラだった情報を整理する
- 誰かの「不便」を減らし、もっと良い体験をつくる
「稼げる」「将来性がある」という点も魅力ですが、それ以上に 「価値を生み出している実感を持ちやすい」 のが、この仕事の醍醐味です。
7. 「未経験」は決して不利ではない 未経験の方は「経験者には勝てない」と思いがちですが、未経験だからこその強みもたくさんあります。
- 素直に学べる (変な思い込みが少ない)
- 他業界の経験を持ち込める : お客様(ユーザー)に近い視点を持てる 営業、接客、事務、教育、販売など、これまでの経験が活きる場面は意外と多いものです。IT・DXは技術だけで完結しません。 「人の課題を理解する力」 や 「伝える力」 が大きな武器になります。
まとめ
IT業界はたしかに言葉も多く、最初はとっつきにくく感じるかもしれません。しかし、一歩踏み込んでみると、
- 多様な領域と働き方がある
- エンジニア以外の職種も豊富
- これまでの経験を活かせる場面がある
ということが見えてきます。最初からすべてを理解する必要はありません。まずは、 「何となく難しそう」で止まらず、少しずつ解像度を上げていくこと がおすすめです。
ITやDXの仕事は、誰かの課題を前に進める仕事です。
未経験からでも、そのスタートは十分に切れます。
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