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「その仕様、イケてないと思ってない?」-エンジニアがハマりがちな勘違いの話-

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Last updated at Posted at 2026-04-17

はじめまして。株式会社PRUMでエンジニアをしているひとみです。
日々、プログラミング学習や実務の中で、つまずきやすいポイントや
考え方を整理して発信しています。

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「その仕様、イケてないと思ってない?」-エンジニアがハマりがちな勘違いの話-

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はじめに

開発していると、こんな瞬間がある。

「なんでこの仕様なんだろう」
「もっといい作り方あるのに」
「この設計、正直イケてないな…」

ちゃんと考えているからこそ、モヤモヤする。でもこれ、誰かが適当に
決めているわけじゃないことが多いんです。ただ単に、見ている場所が
違うだけなんです。じゃあ、何が違うのか、少しだけ整理してみます。

エンジニアが見ている“正しさ”

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エンジニアは、「いい開発」 を目指します。たとえば、

  • きれいな設計にしたい
  • 拡張しやすくしたい
  • 無駄のない実装にしたい
  • 技術的に正しくしたい

どれも正しいし、プロとしてすごく大事な視点です。ただ、その延長で
起きがちなのが、「いい開発をすること」自体が目的になること です。
ここにハマると、「この仕様おかしいかも」と感じる場面が増えてきて、
「本来の目的」 を見失ってしまうのです。

エンジニアが開発する本来の目的

一度立ち止まって考えてみましょう。私たちの開発の目的って
一体何なんでしょうか?

  • コードを書くこと?
  • 設計をきれいにすること?

たぶん違いますよね?一番の目的は、

「お客様に価値を届けること。」

そしてその価値は、

  • 「便利になった」
  • 「楽になった」
  • 「問題が解決した」

という “お客様の変化” として現れます。どれだけ設計がきれいでも
価値がなければ意味がないし、多少いびつであったとしても価値が
出るなら、それは成立しているといえるでしょう。

仕様がイケてない本当の理由

「この設計、ちょっと無理あるな」

と感じるとき、それは技術的に間違っているというより、
優先順位が違うだけのことが多いです。たとえば、

  • とにかく早くリリースしたい
  • 今は検証フェーズだから作り込みすぎない
  • 売上に直結する部分だけ優先する

こういう判断が入ると、どうしても “技術的に理想じゃない形”
になります。それは雑だからではなく、価値を出すための選択
をしたからにすぎません。

エンジニア は「正しく作る」を見る。

ビジネス は「価値が出るか」を見る。

この2つは似ているようで、完全には一致しない。だから、
「なんでこの仕様なんだろう」 が生まれるのです。

現場では見えない経営戦略

image.png

エンジニアにとって、理想の開発ができれば一番うれしいです。しかし、
それを優先しすぎると、ビジネスとして成立しなくなることもあります。
だからこそ、お客様はビジネスの観点から優先順位を決めていきます。

  • どこで勝つのか
  • 何を優先するのか
  • 何を捨てるのか

この優先順位があってはじめて仕様が決まっていきます。つまり、
仕様は経営戦略の結果なのです。モヤモヤしたときは、

  • この機能は誰のため?
  • 今はスピードと品質どっち優先?
  • これって価値につながる?

と、視点を上げてみましょう。全部納得できないかもしれません。
それでも、「何か理由があるな」 と思えた瞬間、見え方は一気に変わります。

まとめ

エンジニアをしていると、「いい開発をすること」
目指しがちになりますが、本当に大事なのは、

「価値を届けること」

そしてその価値は、

「お客様の幸せにつながっているかどうか」

で決まります。実は、「いい開発」 を目指しているときほど、
「本来の目的」 を見失いやすいのかもしれません。


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