セキュリティに興味があるなら、一度は耳にしたことがある「Hack The Box(HTB)」。でも「どうやって始めるの?」「仮想マシンってなに?」と戸惑う人も多いかもしれません。
今回は、VMwareを使ってHTBに挑戦するための環境構築方法を、初心者でもわかるように解説します。失敗しがちなポイントも紹介するので、この記事を読めばつまずく確率もグッと減るはず!
🔧 必要なもの
- Windows または macOS のPC(8GB以上のメモリ推奨)
- インターネット接続
- VMware Workstation Player(Windows)または VMware Fusion(Mac)
- Kali Linux の ISO イメージ(HTB攻略用のペネトレーションテスト向きLinux)
① VMware をインストールしよう
💡手順(Windowsの場合)
- VMware Workstation Player にアクセス
- 「Download Now」をクリックしてインストーラをダウンロード
- ダブルクリックで起動してインストールを進める(特に設定をいじらなくてもOK)
⛔ よくあるつまずき
-
「このアプリはお使いのPCでは実行できません」
→ Windowsのバージョンが古い可能性があります。Windows Updateを確認してください。
② Kali Linux を入手しよう
- Kali Linux公式サイト にアクセス
- 「Installer Images」から
.iso
ファイルをダウンロード
(重いので、Wi-Fiではなく有線推奨です)
③ 仮想マシンの作成
- VMwareを起動 →「新規仮想マシンの作成」
- 「インストーラディスクイメージファイル(iso)」を選択し、Kali LinuxのISOを指定
- 仮想マシン名やディスクサイズ(20GB以上推奨)を設定
- 起動 → Kali Linuxのインストーラに従ってセットアップ(GUI版が無難)
⛔ よくあるつまずき
-
「ネットワークが使えない」
→ ネットワークアダプタの設定を「NAT」または「ブリッジ」に変更してみましょう。
④ Hack The Box に接続しよう
HTBに登録後、VPN接続用の .ovpn
ファイルがダウンロードできます。
-
Kali LinuxにOpenVPNをインストール:
sudo apt update && sudo apt install openvpn
-
.ovpn
ファイルを仮想マシンに転送(USBまたはドラッグ&ドロップ) -
以下のコマンドで接続:
sudo openvpn yourfile.ovpn
🎯 いざHack The Boxへ!
VPN接続が成功すれば、HTBのマシンへアタック可能に。Kali Linux上でnmapやBurp Suiteなどを使って、思う存分ハッキングの練習ができます。
🚑 よくある質問(初心者向けQ&A)
Q. 仮想マシンが遅い!
A. メモリを割り当てすぎていないか、逆に少なすぎていないか確認してください。4GB以上がおすすめです。
Q. マウスが動かない!
A. 「VMware Tools」をインストールするとスムーズになります。
Q. OVPNファイルが開けない!
A. 拡張子が .txt
になっていないか確認を。
🧑🏫 ひとことアドバイス
仮想環境は「壊してもいい箱」です。怖がらずに、まずは試してみましょう!
ハッカーの第一歩は「とりあえず触ってみること」です!
👨🎓 本気で学びたい方へ
「独学では限界かも…」
「誰かに質問できる環境が欲しい…」
そんなときは、プログラミングスクール を活用するのも手です。
一緒に学ぶ仲間と切磋琢磨しながら、ワンランク上のスキルを目指しましょう。