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下請けCOBOLERとして生きていた頃のノウハウ Advent Calendar 2016の18日目ぐらいの記事です。

お客は無茶を言う

今回は自分のノウハウと言うより、自分の派遣先にいた超優秀なプロパーさんのやりかたについてです。
なのであくまでも下から見上げていてあーきっとこうなんだろうなって想像混じりのものになります。

ご存じの通りお客さんは思いついたことどんどん言ってきます。
お客と交渉する人が優秀なら重要性の低い仕事はどんどん弾いてくれます。
自分のいた所は大変優秀なプロパーさんだったので、変な依頼が来たら、
「それをしないと何が困るんですか?」
「分かりました、やりましょう、その代わり今の業務止めます」 ←いきなりできませんとか無理ですとは言わない
「両方やれっていうんですか?それは無理ですよ!」 ←大きな声で多少おどけた感じで

だいたいこんな感じで多くの無茶ぶりをはじき返してくれていたようです。(にも関わらず夜は遅かったですが)

その優秀なプロパーさん曰く、
「客の言ってくることをそのまま現場に流すだけなら僕は要らない」
だそうです。
もしも大学の情報科を院まで出てお賃金の高いIT企業に勤めようとして間違って大手Sierに入ってしまい、スケジュール管理に追われソースを読むことも書くこともしない人は、自分が管理職にあることを認識していただければと思います。

客をどんどん脅かそう

また、何度も仕様変更を出してきたり仕様を全然決めてくれないときもどんどん脅しましょう。
最終的に完成出来なくて困るのはお客さんです。彼らにもきっとボスがいて失敗したら問い詰められる立場です。
その意識を持たせることで、言うことを聴いてくれるようになってくれるんじゃないでしょうか

また、誰がどんなタスクをやっていて、今月はこのタスクを来月以降はこのタスクが〜と上に対してきちんと言える人だったのでチームもかなりの人数が確保されていました。(にも関わらず夜は遅かったですが)
これを説明出来ないとどんどん人が減らされてチームは野戦病院となり、品質は低下し、不幸が蔓延するのです


余談ですが、もし新規で外部連携バッチを作るときは、どうしてもな事情がなければ当日の夜間の連携ではなく翌日昼間とかに前日分を連携するゆとりを持った仕組みにしてください。。
バッチは落ちる前提でお客と話してください。。。
当日26時連携とかだと21時とかにjobがABEND(現代語訳:バッチが異常終了)したときに、時間に間に合わすためのものすごい量のアドレナリンが保守チームで放出されます。

あのプレッシャーもう無理です。

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