【Linux入門】headとtailでファイルの先頭・末尾を確認しよう(初心者向け)
はじめに
Linuxでテキストファイルを見たいとき、全部を開く必要はないことも多いです。
私は最初、cat
で大きなログファイルを開いて「うわぁ…流れすぎて読めない…」ってなってました💦
そんなときに便利なのが head
と tail
です。
ファイルの先頭・末尾だけをサクッと見られるので、ログ確認なんかで大活躍します。
headコマンド
基本の使い方
head memo.txt
サンプル出力(memo.txt が20行ある場合):
1: Linuxを学び始めました
2: ls コマンドを覚えました
3: cd コマンドも使えます
4: pwd で場所を確認しました
5: mkdir でフォルダを作成しました
6: rm で削除もしてみました
7: cp でコピー
8: mv で移動
9: grep に挑戦中です
10: history が便利です
デフォルトでは 先頭10行 を表示します。
行数を指定する(-n)
head -n 5 memo.txt
サンプル出力:
1: Linuxを学び始めました
2: ls コマンドを覚えました
3: cd コマンドも使えます
4: pwd で場所を確認しました
5: mkdir でフォルダを作成しました
-n
オプションで表示する行数を変えられます。
tailコマンド
基本の使い方
tail memo.txt
サンプル出力(memo.txt の末尾10行):
11: cat を試しました
12: less の使い方も学びました
13: head で先頭を確認しました
14: tail で末尾を確認しました
15: echo で文字を出しました
16: history を見ました
17: clear で画面をきれいにしました
18: chmod を触りました
19: umask も理解しました
20: これからも勉強がんばります
デフォルトでは 末尾10行 を表示します。
行数を指定する(-n)
tail -n 3 memo.txt
サンプル出力:
18: chmod を触りました
19: umask も理解しました
20: これからも勉強がんばります
リアルタイムで監視する(-f)
tail
のすごいところは リアルタイムでファイルの更新を追える ことです。
tail -f server.log
サンプル出力(随時追加されるイメージ):
[12:00:01] server start
[12:00:05] user login: mio
[12:00:10] user logout: mio
ログファイルの監視でめちゃくちゃ使われます。
私はWebアプリのログを追いかけて「エラー出てないかな?」って確認するときに使ってます。
まとめ
-
head = 先頭を表示(デフォルト10行、
-n
で変更可) -
tail = 末尾を表示(デフォルト10行、
-n
で変更可) - tail -f = リアルタイムで監視できる超便利オプション
小さなファイルの確認から、本番環境のログ監視まで幅広く使えます。
最初は tail -f
を覚えるだけでも「おっ、できる人っぽい!」ってなれるかもです笑。
💡 ちなみに…
ほかにも「Linux初心者におすすめの学習リソース」をまとめた記事を書いてます。
リソース選びで迷ったときの参考になると思うので、良かったらのぞいてみてくださいね〜。