TL;DR
Claude Codeが気になるけど、月額プランに課金する勇気が出ない——そんな方に向けて、OpenRouter API経由でClaude Codeを「お試し」する方法を紹介します。
ただし結論から言うと、従量課金の洗礼を受けて、おとなしくClaude Proプランに加入しました。
1.はじめに
Claude Codeは、Anthropicが提供するターミナルベースのAIコーディングエージェントです。VS Code拡張もあり、エディタ上からシームレスにAIの支援を受けられます。
ただ、いざ使おうとすると立ちはだかるのが 料金の壁 です。Claude Proプランは月額20USD。「本当に自分のワークフローに合うのか分からないのに、いきなりサブスクはちょっと……」と感じる方も多いのではないでしょうか。
私もまさにそのひとりでした。そこで目を付けたのが OpenRouter です。
2.OpenRouterとは
OpenRouterは、複数のLLMプロバイダーのAPIを統一的なインターフェースで利用できるAPIゲートウェイサービスです。Anthropicのモデルも提供されており、従量課金で少額から試すことができます。
つまり、サブスクに踏み切る前の「味見」ができる というわけです。
3.セットアップ — 環境変数を5つ設定するだけ
設定は非常にシンプルです。以下の環境変数を設定してから、Claude CodeまたはClaude Code for VS Codeを起動するだけで動作します。
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN="sk-or-v1-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx"
export ANTHROPIC_BASE_URL="https://openrouter.ai/api"
export ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL="anthropic/claude-haiku-4.3"
export ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL="anthropic/claude-opus-4.5"
export ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL="anthropic/claude-sonnet-4.5"
ANTHROPIC_AUTH_TOKEN にはOpenRouterで発行したAPIキーを設定してください。OpenRouterのダッシュボードからすぐに取得できます。
これだけで、Claude Codeの裏側がOpenRouter経由に切り替わります。UI上の操作感はまったく変わりません。
4.実際に使ってみて分かったこと
4.1. 従量課金の恐怖
OpenRouterは従量課金なので「使った分だけ」という安心感がある——と思っていました。
しかし、Claude Codeは内部で大量のシステムプロンプトをコンテキストに載せるため、トークン消費量が想像以上に多い のです。
私の場合、8時間ほど集中して使ったところ、約80USD(日本円で約13,000円) の請求が発生しました。月額20USDのProプランの4倍です。たった1日で。
4.1. Sonnetの品質問題
もうひとつ気になったのが、モデルの挙動です。
Claude CodeのデフォルトモデルはSonnetですが、OpenRouter経由で使ったClaude Sonnet 4.5は、Opusと比べて明らかにミスが多く、同じ間違いを繰り返す場面が目立ちました。コードの修正指示を出しても意図を汲み取れなかったり、既に直したはずの箇所を再び壊してしまったりと、作業効率がかなり落ちます。
Opusに切り替えれば品質は上がりますが、当然その分トークン単価も上がるため、従量課金の出費はさらに膨らみます。
5.結論
OpenRouterでの「お試し」を通じて得られた知見は次のとおりです。
- Claude Codeはコンテキストが大きいため、従量課金だと割高になりやすい
- Sonnetだけで作業を回すのは品質面で厳しい場面がある
- 日常的に使うなら、定額プランのほうが圧倒的にコスパが良い
結局、「お試し」のつもりが「Pro加入の決め手」になりました。OpenRouterで1日使った体験が、月額20USDに踏み切る最後の背中押しになったのです。
6.まとめ
| 観点 | OpenRouter従量課金 | Claude Pro(月額20USD) |
|---|---|---|
| 初期コスト | なし(使った分だけ) | 月額20USD |
| 8時間利用時のコスト | 約80USD | 月額内に収まる |
| モデル選択の自由度 | 高い | Anthropicの提供範囲 |
| 手軽さ | 環境変数のみで導入可 | アカウント登録+課金 |
「Claude Codeが気になるけど、いきなり課金は怖い」という方は、まずOpenRouterで数時間試してみるのも一つの手です。ただし、使いすぎにはくれぐれもご注意を。私のように、お試しのつもりが本番より高くつくこともあります。


