はじめに
修士1年生となりましたDKです.
昨年もアドベントカレンダーを書いておりましたので,自分の記事を見返したところ非常に酷い妄想が綴られておりました.
しかしここに綴られた妄想,今の自分でもわかってしまいましたのでまだまだ行けますね.黒歴史と感じるようになる日はいつなのでしょうか.
今回,たいそうなこと書けないので文字数稼ぎでやった感を出しておきましょう.
zoom会議にバーチャルモデルで参加しよう!
Another Diversity-Promoting Objective Function for Neural Dialog Generation
昨年の記事達です.2つも書いて偉いですね1年前のDKは.
本題に入りましょうか.実は私,最近arXivに論文を投稿しました!!!
というわけでこの投稿に関して簡単に記録に残しておこうと思います.
コンパイラの違い
arXivを公開する時はtexファイルや画像ファイル含めた環境を丸ごと送るとコンパイルを勝手に行って,公開してくれるようです.
私はアカウントを作成することで利用可能なOverleafで論文を作成しました.
多くの学会ではtexのテンプレートがございますので,そちらを利用すると良いと思います.
その際は事前にコンパイル時のエラーや警告は全て解消しておくとよいです.
引っ掛かります.
また教授に調べていただいたことではございますが,arXivでのコンパイラはPDFLATEX,TexLiveは2020らしく(2022/10/18時点),ご自身の環境との違いによってはうまくコンパイルが通らない場合があります.
ご注意を.
私はグラフィックスオプションが
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
となっておりました.
dvipdfmxはarXivのコンパイラで非対応だそうで画像(pdfファイル含む)が表示されないという事態に陥りました.
そこで,
\usepackage[pdftex]{graphicx}
こちらに変更することで解決することができました.
arXivのコンパイラはpdftexであれば利用することが可能なため,画像は無事表示されました.
表作成時の横線を太く細く
\hline
これを利用すれば,表に横線を加えることができます.
しかし,横線の長さを変えたい時がありませんか?私の場合は表にある項目のヘッダ下部に引く横線を細くしたかったため,以下のコマンドを作成し,長さの調整を行いました.
\newcommand{\thline}{\noalign{\hrule height 0.1pt}}
ptを変化させれば\thlineを呼ぶだけで太さの異なる線を引くことができます.
表の行を結合
2行にまたがって項目を入力したい機会が訪れたことはありませんか?
私の場合はヘッダの項目を1列目は結合させたいけども,2列目以降は分けたままにしたかったので以下のパッケージを用意しました.
\usepackage{multirow}
そして
\multirow{2}{*}{items}
2は結合する行の数,*は文字の位置を結合してからどこに置くか(この場合は指定せずお任せ),itemsはもちろん表示させたい文字列です.
これで表の結合を行うことができます.
終わりに
こんなところですかね.
すでに記憶からなくなってしまった情報もあるかもしれませんが.
最近はTable Generatorようにサイト上で表の入力を行うとtexのコマンドを作ってくれるものもありますね.
しかし,これを使うとパッケージを呼び出せていないことによるエラーが発生していてもうまく表示されてしまうケースもあります.
私の実体験ですね...
そのため,arXiv投稿する際には特に気を付けてください.
そろそろ締めたいと思います.
あまりたいそうなことは書けなかったのですが,皆さんの参考になれれば嬉しいです.
他のメンバが公開している記事にもぜひ立ち寄ってみてください.