この記事は Qiita x 日本CTO協会共催!あなたの自己変革について語ろう! Advent Calendar 2022 の15日目です。
自己紹介
株式会社YOLO JAPANのCTOをしています田端と申します。
日本CTO協会(以下、CTO協会)ではコミュニティーWGとエンジニア育成WGでコントリビュータをしています。
2021年9月にCTO協会に個人会員として入会し、同12月にコントリビューターとしてCTO協会を盛り上げるためにお手伝いをしています。
今回は、CTOになってから気付かされたことを書いていきたいと思います。
CTO協会の4つのバリュー
Give First / あなたの当たり前は誰かの学び
Think Big, Start Small / 大きく考え、小さく一歩目を踏み出す
Fail Fast, Learn Fast / 早く失敗し、早く学ぶ
Always Day One / 常に初日の気持ちでいる
CTOになるまで
20歳からWEB業界でエンジニアとして働き、最初こそ先輩エンジニアがいましたがリーマンショックなどがあり20代後半からは1人エンジニアとして様々なサービス開発をしてきました。
スキルは前半で伸ばすことはできましたが、それ以後のマネジメントなどを学ぶことはなく(先輩や部下もできず)1人で開発を進めておりました。
正しい開発手法とは何か?などはネットで漁っていましたが、ある研修をきっかけに「本当にこのままでいいのか?40歳になった時、定年になった時、自分はどう働いていて何を残せているのだろうか?」を考えると不安で眠れない日々が続きました。
その時に、現在の代表と共通の知り合いから「YOLO JAPANという日本に住む外国人向けのサービスを作りたいけどエンジニアを探している」というオファーから開発を受けることにしました。
代表とは、様々なお話をすることで、これからどうなっていくのか。何をやっていきたいのか。などの熱い想いを聞きながら、自分の現在不安に思っている部分を打ち明けることによって「これから変えてやる!」との言葉で転職を決意しました。
元々英会話スクールの会社でしたのでエンジニアはいませんでしたが、私が転職するまでの間にエンジニアを1人採用し、私が転職してからは2人で開発を進めました。
入った当初より開発リーダーとしてプロダクト開発をリードし、翌年取締役 CTOとして就任しました。
CTOになって気付かされたこと
1人エンジニアからCTOというポジションになったが、CTOは何をするのか?どういう立ち振る舞いをすればいいのか?はわからなかったため手探りで色々とやっていました。
が、まずはプロダクト開発を進めるという認識で今までと変わらずコーディングをバリバリ書いて開発をしていました。
人を増やそうという時期になりエンジニア面接で、私は大きな間違いをしました。
エンジニア面接する時は、下記のことを見ていくと思います。
- 今のプロダクトを伸ばせるほどスキルがあるのか?
- 会社や自分との相性がいいのか?
どこを間違ってしまったのか
私は1人エンジニアから1人の部下を持つCTOになりました。
今まで自分より上の人を採用する事はない、自分が一番上という独占状態のポジションにいました。
そうです。プライドが邪魔したのです。
なので、面接をして 自分との相性
が良い人は僕のスキルを超えない人を選んでいたのです。
CTOというポジションなので舐められたくない!という恐怖心があったのです。
それに気付いた代表から
「CTOの上限がそこならこれから伸びる事はない。凄いやつを入れて自分の上限を上げるために成長しないでどうする!それができないなら考え直す」
と言われ思いっきり殴られたほどの衝撃を受けました。
私を信頼してCTOというポジションを任せると言ってくれたのに、私は成長するというより現状の自分を守ろうとしていたのです。
自分より上 = ポジション交代
という勝手な方程式を作り上げていました。
Always Day One / 常に初日の気持ちでいる
自分の中の固定概念を壊した事により、世界が大きく変わったと思っています。
知らないことを知るという無知の知
を知ることが一番大切だと学びました。
自分より凄い人は多くいます。
自分より優れている人から学べることは全て学べば自分はさらに成長できると感じています。
全て超えていなければいけないという事はありません。
どうすれば個々の力を最大限引き延ばせるのか?がCTOの役目だと思います。
チームや会社で化学反応を起こして、レベルアップさせていけばいいのです。
ゲームで例えると、どうすれば次のボスを倒すことができるのか?を考えれば自ずと必要な知識や人員を見つけることができます。
さいごに
CTO協会に入ってから、多くのCTOから学ばせてもらっています。
今回は「Give First / あなたの当たり前は誰かの学び」 と 「Always Day One / 常に初日の気持ちでいる」 を併せて書かせていただきました。
そんなの当たり前と思いながら読んでいただいた人もいるかもしれません。
でもこうやってアウトプットする事により、同じように悩んでいる人に少しでも届けば幸いです。
CTO協会にも、同じように悩んでいる人がたくさんいます!
様々なステージで悩みは変わりますが一つでもみなさんの解決に繋がる情報を提供できるように活動してまいります!
最後までお読みいただきありがとうございます。