目的
2023年11月2日のGigazineでこのような記事があった。
生成AIを用いた開発者向けの検索エンジン「Phind」が、コーディング能力でOpenAIのGPT-4を上回ったことが明らかになりました。
VSCodeの拡張機能でも提供されていたので、試してみた。
インストール
Phindと検索し、インストール。
左側のツールバーに表示されたアイコンをクリックすると、sing inが必要な模様。
流れに身を任せて、アカウントを作成し、sign inする。面倒なのでGithubのアカウントで認証。
画面右側にChatのUIが起動
使用例-1
とりあえず、使い方の文章を訳してみた。
漢字変換後にEnterを押すとクエリが送信されるのが使いづらいが、速度はGPT-3.5並で日本語の出力も自然。無料なのに、このクオリティは凄い。日本語LLMは対抗できるのか。。。
Shift+Enterで変換確定すると、改行できることが分かった。Windowsは知らない。
- 下部の検索バーを使用して質問してください。
- Phindは自動的にあなたのコードベースを使用して答えを出します。
- @を入力してファイルやコードを指定します。
- Ctrl/Cmd + Iを押すとすぐにこのウィンドウを開き、検索を開始します。
- コードを選択した状態でCtrl/Cmd + Shift + Iを押すと、選択したコードで検索します。
- コードを選択した状態でCtrl/Cmd + Shift + Mを押すと、指示に基づいて選択したコードを書き換えます。
- ターミナルを開いた状態でCtrl/Cmd + Shift + Lを押すと、最近のコマンド/出力についてPhindに尋ねます。
- Alt/Option + Enterを使用して、コンテキストを追加せずに検索します。
※読みやすいように箇条書きに整形した。
使用例-2
rdkitでSMILES式から構造式を描画してくれるスクリプトを書いてもらった。
普通に出力できる。
コードも普通に動く。ChatGPTでもBardでも当たり前のようにできるけど、たった1年で凄い時代になったものだと思う。
ちなみに、flake8で文法を指摘される。
とりあえず、かなり良さそうなので、使ってみようと思う。
プライバシーポリシー
いつものごとく、入力した情報がどのように使われるか確認する。
Pro以外のユーザーの入力したデータは、サーバーに残るどころか、機械学習の訓練に使われるとのこと。
- 私たちはあなたのデータを販売しません。絶対に。
- 収集する情報:サービスを改善するため、検索クエリとそれに関連する結果を匿名でログに記録することがあります。検索はIPアドレスなどの個人を特定できる情報とは関連付けません。
- データの使用方法:匿名でログに記録する検索は、製品や機械学習モデルの改善に使用されます。データを第三者に販売することはありません。
- Phind Proのユーザーは、データが機械学習モデルの訓練に使用されることをオプトアウトできます。
料金プラン
planのページを見ると、無料版だと色々制約がある模様。
- Phindの最高のモデルの利用制限を高め、さらに多くの機能を利用するためにはプランに登録してください。
- プランなしでは、最高のモデルを1日に最大10回まで使用することができます。
有料版は、$10-20/monthかかるが、最良のモデルの回数制限やデータの保護の観点から、実際に使う場合や企業での利用では必須と思われる。最良のモデルでない場合の精度は気になるところ。
まとめ
- 無料だが、かなり良い感じ
- 普段使いするためには、有料契約が必要
- VSCodeの拡張機能は凄い(やっぱりCursorは不要では)