流れ
① 前提として、アプリケーションの開発やテストが終えていること
前提条件として、exeファイルとして、ビルドできる状態(エラーなどが発生していない状態)にあることが条件になります。本記事の説明では、こちらの記事で作成したものを利用しています。
② DebugからReleaseへ設定を変更する。
開発段階では、Debugが選択されていると思います。これをDebugからReleaseへ変更します。
- Debug
こちらは、開発時に使用するモードで、visual studio上で変数やオブジェクトの値を表示することができるため、デバッガー(開発者)がステップ実行などで、デバッグ情報の確認に使用します。そのため、Debugでビルドされたアプリケーションは、実行速度が遅く、メモリ使用量が多くなるため、通常、exeファイルとして出力する場合は、Releaseを使用します。 - Release
こちらは、完成品として納品する際などに利用します。デバッグ情報を持たないため、実行速度が速く、メモリ使用量も少なくなります。本番リリース時や納品時には、Releaseに設定しておく必要があります。 またReleaseでビルドしたexeファイルを用いて、テストすることが理想だと思います。
私は新入社員の時、DebugとReleaseの違いを知らないで、仕事をしていたので、気を付けましょう。
③ ビルドを行い、exeファイルを出力する。
「ビルド」タブから「ソリューションのリビルド」または「(プロジェクト名)のリビルド」を選択し、exeファイルをビルドします。
少し時間を置くと、リビルドが完了します。リビルドが完了した後の情報は出力画面に表示されています。exeファイルの出力先を確認して、アクセスします。
特に問題がなければ、releaseをdebugへ戻しておきましょう。
④ 試しに実行してみる
エクスプローラーを開き、ビルドをされたexeファイルの場所まで、アクセスしましょう。その後、exeファイルを実行すれば、アプリケーションが起動し、使用できることが確認できる。
注意事項
- この記事では、visual studio 2022を使用しているので、試してみたい方は事前に準備が必要です。
- 関連する記事の一覧はこちら。
※参照先のリンクが切れている場合は、トップページから確認してください。
この記事は誰向けの記事か?
- アプリケーションのexeファイルの手に入れ方が分からない人
- ビルドの仕方がわからない人
- debugとreleaseの違いを知りたい人
環境
- OS:Windows10
- 開発プラットフォーム:visual studio 2022
本記事における注意事項
- 本記事は、備忘録としてまとめたものになります。
- 他の方の参考になる可能性も踏まえて、一般公開も行なっております。
- また記載内容はすべて、正しい内容が記載されているとは限りません。
- 誤った内容を見つけた場合は、ご指摘をお願いいたします。