はじめに
突然ですが、皆さんは 投資 をしていますか?
投資って 難しそうだし、どのくらいのお金があればいいのかわからない。
そんなふうに思っている方もいるかもしれません。
実際僕もなかなか 踏ん切りがつかなかったです。
ですが、5年ほど前から始めてみました。
実は、僕は めちゃくちゃ浪費家 でした。。
新卒のころ、出張費がないため、
同じ宿舎の同期に「お金貸してほしい」 とせがむくらいの無頓着さです。。
特別知識があったわけでも、運があったわけでもないですが
習慣 も変わりましたし、
人生観 もガラッと変わりました。
自分の人生の ターニングポイント となった投資を
周りの人にもぜひ 始めてほしいーー
その想いから、このサービスを 開発しました。
※ ID,passwordともに「 manemane 」 でログイン。
背景
早速ですが、日本の家計金融資産の推移は諸外国と比較するとどんな違いがあるでしょうか。
なんと、2002年〜2022年の間で
米国は、3.3倍!
英国は、2.3倍!
と大きく伸びているのに対して、
日本は、1.5倍… の増加にとどまっています。
なぜなのでしょうか?
下の図を見ると、米国や英国では資産運用リターンによる増加割合が大きい一方で、
日本は金融資産の構成比を見ると現預金の比率が高いのが特徴です。
これは、まだまだ大きな資産運用の可能性を秘めている とも言えます。
より多くの投資家が増えれば、
企業への資金が集まり、イノベーションが次々と生まれます。
そこで生まれた利益が投資家に還元され、投資家はさらに新たな投資へ。
という、ポジティブな循環 が広がれば、
もっと豊かで活力ある社会を実現できるはずです。
サービスへの想い
貯蓄から投資へ! をコンセプトに開発しました。
投資で未来をもっと自由にーー
そんな願いがあります。
どんな課題があるのか
自分自身もそうだったのですが、投資を始めるのは敷居が少し高かったです。
要因はさまざまですが、
今回は多くの人が共通して抱える課題に注目しました。
金融庁の調査によると、
- 資産運用に関する知識がないから
- 余裕資金がないから
という意見が大半を占めております。
しかし、既存の仮想投資サービスには、
- 自分で年率などの条件を設定する必要がある
- 実際の株価を使ってシミュレーションできない
- そもそも余裕資金の目安がわからない
といった、初心者にとっての障壁が残っています。
どのように解決するのか
これらを一気に解決し、投資をもっと身近に感じられる仕組みを目指しました。
単に本や講座で学ぶだけではなく、実際の株価を使った仮想投資体験を通じて、
初心者でもリアルな投資を疑似体験できる環境を提供します。
さらに、AIが診断・分析を行い、改善点を示すことで、
より実践的に学べる仕組みとしています。
また、家計簿機能で日々の支出を可視化し、 毎月の投資可能金額を自動算出します。
実際の株価と比較が可能なため、
「この金額なら投資に回せる」という具体的な気づきも得られます。
これにより、無理のない範囲で投資を始められる安心感を提供します。
よって、以下の価値を提供することに重きを置きました。
- 家計簿機能で支出状況を把握し、月ごとの投資可能金額を自動算出。
- 実際の株価を用いた仮想投資体験と、その結果に対するAI診断を掲示して、実践的な学びを提供。
画面キャプチャ
開発したプロダクトの内容を画面キャプチャで紹介します。
| 新規登録 | ホーム(ログイン時) |
|---|---|
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| ユーザー名とパスワードでログイン可能です。 | ログイン後にナビゲーションバーから各機能を選択します。 |
| 家計簿トップ | 家計簿詳細 |
|---|---|
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カテゴリ別の支出を円グラフで表示し、 一目で支出状況の把握が可能です。 |
記録の詳細が確認できるとともに 編集・削除が可能です。 |
| 投資資金の自動算出 | 銘柄選択 |
|---|---|
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| 過去の収支状況から月当たりの投資資金を自動算出します。 |
資金内で実際の銘柄を選択し、 投資のシミュレーションが行えます。 |
| シミュレーション結果(グラフ) | 学習コンテンツ |
|---|---|
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運用期間と運用方法に応じた 損益シミュレーション結果をグラフで表示します。 |
投資未経験者を対象にした 資産運用に関する解説動画を紹介します。 |
| シミュレーション結果(動画) |
|---|
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| 選んだ銘柄をもとに実際の過去データを使って「もし投資していたらどうなっていたか」をグラフと動画でシミュレーション表示します。AIが運用方法の注意点を分析し、初心者にもわか理やすく、投資のノウハウを提供します。 |
苦労したところ
最初は、一括投資と積立投資のグラフをただ表示するだけのシンプルな構成でした。
しかし、ユーザーから「これだけだと、結局何を読み取ればいいのか分からない」という声を多くいただきました。
「どうすればもっと実践的で役立つものになるか?」
悩んだ末に、AIのAPIを導入し、シミュレーション結果をもとにした分析コメントを自動生成する仕組みを実装しました。
これにより、結果をグラフで眺めるだけでなく、
AIが投資パターンを分析して、具体的なアドバイスを提示してくれるようになり、
実際に使ってくれたユーザーからの反応もポジティブに変わりました。
実践的な機能として手応えを感じております。
使用技術
| Category | Technology Stack |
|---|---|
| Frontend | React (v18) |
| Backend | Ruby on Rails (v8.0) |
| Infrastructure | Amazon Web Services (S3, CloudFront, EC2, RDS, Route 53, ELB, CloudWatch) |
| Database | MySQL (v8.0) |
| API | OPEAPAPI, JquantsAPI |
| etc. | Nginx, Tailwind CSS, draw.io, Git, GitHub |
ER 図
インフラ構成図
インフラ構成は、可用性とコストを両立するために、フロントエンドはビルド済みの静的ファイルをS3にホスティングし、CloudFrontを介して配信する構成にしています。
当初はSSRの導入も検討しましたが、リクエストごとにHTMLを生成するため常時サーバーが必要となり、インフラコストが高くなる課題がありました。一方でCSRは、事前に生成した静的ファイルをキャッシュサーバー経由で高速に配信でき、CDNによりアクセス集中時も自動的に負荷分散されるため、可用性が高くなります。
ユーザー目線での工夫
- 初心者を対象としているため、グラフやAIを用いることで、「なぜこの結果になったのか」「どうすればよいのか」を理解できるように実装。
- 仮想投資体験のみではなく、家計簿機能を提供することで、自身の支出状況を可視化し「自分ならこのくらい投資できそう」「もっと節約すべき」という気づきや意識改革を支援し、習慣を変えるようサポート。
- ナビゲーションバーを設定し、数クリックで各機能にたどり着けるように設計し、迷わず操作できるフローを意識。
今後の課題
- 現在は日本株のみを対象に仮想投資体験を提供。今後は、米国株、中国株といった外国株、および投資信託も対象に、ユーザーが幅広い仮想投資体験を提供できるように改善。
- 家計簿が手入力のため、クレジット会社のAPIを活用し、自動的に家計簿が登録されるようにユーザーの入力負担を軽減。
- 学習動画はハードコーティングのため、ユーザーが選んだカテゴリをもとに動画一覧が生成されるように機能を拡張。
- 現在はPC向けUIが中心のため、スマートフォンなどモバイル端末での操作性をさらに向上させる。
さいごに
「投資って難しそうだし、自分には無理かもしれない」
5年前の自分も、そう思っていました。
そんな自分が、試行錯誤を重ねて
一つの形にサービスを作り上げ、
実際に動く画面を職場のパソコンで初めて見たときの感動は、
今でも忘れられません。
でも、それ以上に嬉しかったのは
このサービスを使ってくれた人が
「投資ってこういうことか」と気づき、 実際に口座を開設してくれたことです。
自分の手で、誰かの習慣を動かすことができた。
とても嬉しかったです。
そして、この時に感じた「自分のスキルを存分に活用してアイデアを形にする」作業は、
これからもずっと自分の原動力です。
本アプリは、まだまだ発展途上です。
「投資って難しそう」「損しそう」という不安を
少しでも減らして、誰もが気軽に一歩踏み出せる仕組みに育てていきます。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます!
もしよかったら、ぜひ一度触ってみてください。
そして、率直な感想を聞かせてもらえたら嬉しいです。













