Powr Apps:ノーコード/ローコードで業務アプリを作れる開発基盤
└GUIとロジックでUI、DB、処理をまとめて作れる。データはDataverse(または外部サービス)に保存
〇種類と関係するサービス
・Canvas App:ドラッグアンドドロップで画面を自由に設計
└Dataverse、SharePoint、SQL
・Model-driven App(モデル駆動型):データ構造をベースに画面が自動生成
└Dataverse必須
・Portal App(Power Pages):外部公開可能なWebアプリ
└Azure B2C、Dataverse
・Dataverse for Teams用アプリ:Teams内で動くCanvas App
└Dataverse for Teams
〇権限
・アプリ制作者:所有者
・アプリの共有:Power Apps Studioからユーザー単位で指定
・Teams内アプリは、チームメンバー全体に自動共有される
・Dataverseの中のテーブルには、アクセス制御(読み/書き)設定もできる
〇Power AppsとTeamsの関係性
・TeamsでPower Appsアプリを追加:Dataverse for Teams環境とCanvas App作成
・タブにアプリ追加:対象チームメンバーに共有される
・Powr Appsアプリを複数チームに展開:別のDataverse環境に複製/移植する必要あり
Power Platform
〇主力サービス
・Power Apps:アプリ作成ツール
└フォーム、一覧表示などをGUIで作成。Teamsやモバイルでも動作。
・Power Automate:ワークフロー自動化
└ボタンを押したらメール送信、目次で一覧を抽出、などの処理自動化。
・Power BI:分析、可視化
└データをグラフやダッシュボードで分析、共有
・Power Virtual Agents:チャットボット作成
└問い合わせ自動応答ボットをGUIで構築
〇M365との関係性
・Power AppsでSharePointリストやTeamsデータを直接操作
・Power AutomateでOutlookメールを自動転送
・Power BIでExcelやDataverse、Exchangeのログを可視化
・Power Virtual AgentsでTeams Botとして動作
Dataverse
〇種類
・Dataverse for Teams:Teamsでアプリ追加時に自動で作られる簡易DB。2GBまで。
・Dataverse:Power Platform全体で使える高機能DB。ロール管理や外部連携、容量拡張が可能。
〇ロール
・環境管理者:Dataverse環境ごとの設定、データ権限、アプリ制御などが可能。
・アプリ作成者:Power AppsやFlow(Automate)を作れる。
・ユーザー:アプリの利用者。アプリの公開後にアクセスできる。
Power Platform管理センター
〇できること
・環境の管理:環境(アプリやフローが動く空間)の作成、削除、設定
└開発、本番など環境を分けることが可能。
・ユーザーとロール管理:環境内の管理者、作成者、閲覧者などの権限設定
・Dataverse管理:テーブルのストレージ状況、容量、セキュリティ管理
└使用容量の監視、制限到達時の通知
・アプリとフローの管理:作成されたアプリやフローの一覧と状態確認
└止まってるフローがあれば修正依頼を出せる。どこでだれが何を作ったか見れる
・DLP(データ喪失防止)ポリシー:コネクタの利用制限
・分析とログ:使用状況レポート、エラー数、人気アプリなどの分析
・セキュリティと監査:活動ログ、アクティビティ追跡、リスク検知
・機能設定:Power AppsやPower Automate全体の機能のON/OFF・容量の管理:使用済みストレージの確認と容量追加
その他
環境:アプリ、フロー、DBがひとまとまりで動く場所
〇環境作成例
・Default:全ユーザー共通の初期環境
・開発用:一部の作成者だけが使える実験環境
・本番用:動作が安定したアプリだけ配置。閲覧者だけアクセス可能
・Teams環境:Teamsでアプリ追加すると自動作成。
DLPポリシー:どのサービス同士をつなげていいか制御するルール