はじめに
LinuC-2を受験し合格したので、合格までのプロセスをまとめておきます。
これから受験する方の参考になれば幸いです。
LinuC-2の試験概要については下記をご確認ください。
筆者の属性
参考までに2025年6月時点の私の経歴を載せておきます。
- 元地方公務員
- プログラマを2年経験し、インフラエンジニアへジョブチェンジ
- クラウドの運用SEを1年経験
- 現在はサーバエンジニア1年目としてAWSや仮想基盤の設計構築、テスト、移行を担当中
結果
201、202ともに573点/800点でした。
480点以上で合格という噂ですので可もなく不可もなくといった結果です。
個人的に202は初見問題が複数出題され、試験中焦りましたが、覚えのある問題を確実に正解することで点数を稼げたと思います。初見問題についても、諦めず消去法で対応するなど、少しでも正答できるよう意識しました。
また、試験時間がかなり余ったため、全問再確認できた点もよかったです。
なお、学習期間は計3か月程度です。
学習教材
教材は参考書1冊、問題集1冊を使用しました。
巷で有名なping-tや学易は使用していません。
資格勉強にかける時間とお金のバランスが重要と考え、各一冊をやりこむ方針で学習にあたりました。
- 参考書 :「Linux教科書 LinuCレベル2 Version 10.0対応」(あずき本)
- 問題集:「Linux教科書 LinuCレベル2 スピードマスター問題集 Version 10.0対応」(スピマス)
勉強方法
王道ですが、ざっくりインプットをし、あとはひたすらアウトプットの方法をとりました。
- まずはあずき本を通読し、全体像をざっくりつかみます。
- その後、スピマスを正答率100%になるまで繰り返し解きます。
なお、この時点では巻末の模試は解きませんでした。
スピマスの解説だけで理解できない箇所はあずき本で確認するとよいでしょう。あずき本は辞書的な役割を果たしてくれます。 - スピマスの模試を解きます。
こちらも正答率100%になるまで繰り返し解くことをおすすめします。 - 最後にあずき本の各章末の問題と巻末の模試を解きます。
こちらも正答率100%になるまで繰り返し解くとよいでしょう。
ゴールは「各問題を根拠をもって回答できること」です。
単に合格するためであれば、解説上の周辺知識の全てを事細かに
理解し暗記することは不要と思います。
最後に
持論ですが、資格は知識を浅く広く習得するためのツールと考えています。
より深い内容は実務で身に着ければよいというスタンスです。
そのため、今回の試験勉強にあたり、実機操作は一切行いませんでした。
当然のことながら、実機操作を行うことで実践的な力が身につくのは事実かと思います。教材に仮想環境のイメージファイルが載っていますので、学習に時間をかけられる方はぜひ実機を触ってみてください。
対策すれば必ず受かる試験と思いますので、ぜひがんばってみてください!