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【SMB/CIFS共有】Windows・Linux間でファイルを共有する

Last updated at Posted at 2025-10-18

概要

WindowsからLinuxへファイル共有する方法を備忘として記載します。

学習用の環境を想定した手順となります。
商用の場合は、fstabにパスワードの直書きはNGですのでご注意ください。fstabからクレデンシャルファイルを参照するなどの方法を取るようご検討ください。

なお、今回の検証で使用した環境は以下となります。
・Windows:Windows 11
・Linux:RHEL9.6

Windows11設定

共有フォルダの設定

  • 共有したいフォルダを右クリックし、
    [プロパティ] > [共有] > [詳細な共有]で共有名を設定
    image.png
    image.png
    image.png

  • [詳細な共有] > [アクセス許可]でファイル共有で使用するWindowsアカウントに適切な権限を付与
    image.png

  • 共有したいフォルダを右クリックし、
    [セキュリティ]でファイル共有で使用するWindowsアカウントに適切な権限を付与
    image.png

RHEL設定

前提

  • WindowsとRHELで通信が確立していること
    ⇒今回私の環境ではHyper-Vホスト、ゲスト間でファイル共有しているため割愛していますが、外部ネットワークに出る場合はゲートウェイ、(DNS)の設定が必要。私の環境では、Hyper-V仮想マシンへの仮想スイッチの接続のみ実施しています。

  • cifs-utils パッケージをインストール済みであること
    ⇒RHEL9.6ではデフォルトでインストール済みのため割愛

マウントポイントの作成

共有フォルダのマウント先を作成
mkdir <マウント先フォルダ>
# 例
mkdir /shared

パーミッション設定

マウントポイントにアクセスするLinuxユーザがファイルを読み書きできるよう所有権を付与

所有権を設定
chown <Linuxユーザ名>:<Linuxユーザ名> <マウントポイント>
# 例
chown user1:user1 /shared

マウント設定

/etc/fstab
//<WindowsPCのIPアドレス>/<共有名> cifs username=<windowsユーザ名>,password=<windowsユーザのパスワード> 
# 例
//192.168.40.185/RHEL9.6_share /shared cifs username=<windowsユーザ名>,password=<windowsユーザのパスワード> 

なお、商用環境の場合は、fstabからクレデンシャルファイルを参照するなどセキュリティに注意を払いましょう。fstabにパスワードを直書きしないよう注意してください。

fstab設定をシステムに反映
systemctl daemon-reload

必要な場合は下記でマウントを即時適用させる。

マウントを即時適用
# /etc/fstabの設定を読み込み、マウントを即時適用する
mount <マウントポイント>
# 例
mount /shared

Windows・Linux間で共有されました
image.png
image.png

まとめ

以上となります。

主に学習で使用する機会が多い手法ですが、お役に立てば幸いです。

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