1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

IBM Watson Car_Demo サンプルをやってみるその1

Last updated at Posted at 2018-03-29

IBM Watson Car_Demo サンプルをやってみるその1

■ はじめに

 IBMのWatsonサンプルの備忘録を投稿します。
 そもそもWatsonとは、IBMの初代社長だよね、IBMの社是が「Think」なのは、このWatsonさんが決めたんです。
 コナンドイルのシャーロックホームズシリーズのDr.Watsonではないです。
 IBMがAIの名前にWatsonにしたのは、必然のような気がします。

 ついに、コンピューターが人間と会話する時代が到来しようとしています。
 私もAmazonのAIスピーカーを利用しています。
「アレクサ、おはよう」
「おはようございます、今日は・・・・」的な会話を楽しめます。
 2001年宇宙の旅のHALが自在に会話をするのみて、こんな時代がくるのかなと思っていましたが、来ちゃいました。
 IBMが力を入れているWatson系のチュートリアルをちゃっかり利用するのが今回の趣旨。
 とにかく、習うより慣れるかな。チュートリアルで挫折しないための手引きです。
 まだ日本語版がないので...

■ 前提

 開発をやるためには、環境を整える必要があります。
 ちなみに、私のOS環境はWindows7/10環境です。
 ざっと以下をインストールしました。
 IBM Cloud ライトアカウントの作成
 IBM Cloud CLI cfコマンドをインストール
 エディター Visual Studio Code
 Node.js
 Car_Demo ソース

 ※1 Car_DemoのgithubにあるREADME.mdの英語版があるのでその手順でやればできます。

■ サンプルを試してみる

 1. Car_Demoソースのダウンロード
Watson_01.jpg

  Clone or downloadの緑ボタンを押下→Download ZIPを選択
  任意のディレクトリに配置→zipファイルを解凍
  ※2 私の場合、C:\Users\kousei00\basic\IBMSample\

 2. .dep.sampleファイルの名前変更
  ZIPを解凍後、training\.dep.sampleファイル名を.training\.depに変更します。
Watson_02.jpg

 3. IBM Cloudeにログイン
  VSCode(Visual Studio Code)のターミナルで、
  [ターミナル]cf login
Watson_03.jpg

 4. Watson Assistant Serviceのインスタンス作成
  VSCode(Visual Studio Code)のターミナルで、
  [ターミナル]cf create-service conversation free my-watson-assistant-service
   ※3 conversionは作成する会話サービスタイプ
     freeはIBM Cloudの料金プラン、もちろん無料はfree
     my-watson-assistant-serviceはインスタンス名、任意

Watson_04.jpg

 5. ワークスペースの作成
  IBM Cloudのコンソールにログインします。

  4.で作成したインスタンスが作成されています。
  赤枠のインスタンスをクリックします。

Watson_05.jpg

 Watsonインスタンスの管理画面で緑のLaunch toolをクリックします。

Watson_06.jpg

 Watson Assistant Tool画面でWorkspacesタブを選択します。
Watson_07.jpg

 ↑矢印がImportボタンです。ローカルのCar_DemoをワークスペースにImportします。
 クリックすると、ファイル選択のダイアログボックスが表示されます。
 赤枠のChoose a Fileをクリックするとファイル選択のダイアログが表示されますので、Car_Demoサンプルの
 training/car_workspace.jsonファイルを選択します。

Watson_08.jpg

 ファイル名を入力すると、Importボタンが活性化されるので、クリックします。
 これでワークスペースにCae_DemoのすべてがImportされます。

 6. ワークスペースのサービスキー作成とワークスペースID取得
 ワークスペースのサービスキーを作成します。
 [ターミナル]cf create-service-key my-watson-assistant-service myKey

 ※4 cf create-service-key ワークスペース サービスキー(任意)
ワークスペースへアクセスするためのユーザとパスワードを作成します。

Watson_09.jpg

 作成したサービスキーのユーザとパスワードを確認します。
 [ターミナル]cf service-key my-watson-assistant-service myKey

Watson_10.jpg

 取得した,usernameとpasswordをtraining/.depファイルに設定します。
Watson_11.jpg
ASSISTANT_USERNAME=上記のusernameを設定
ASSISTANT_PASSWORD=上記のpasswordを設定

 ※5 .devのデフォルトは<>の間に値が入力されています、=<>の<>を取ってユーザとパスワードを直接設定します。
 例
 ASSISTANT_USERNAME=ca2905e6-7b5d-4408-9192-e4d54d83e604
 ASSISTANT_PASSWORD=87iT7aqpvU7l

 次に.depのWORKSPACE_IDを取得します。

 IBM Watson Assistant toolのWorkspaces画面よりCar_Demoの・・・(縦)ボタンをクリックすると表示されるドロップリストよりView Detailsを選択します。
Watson_12.jpg

View Details画面のWorkspace ID;の下にあるIDコピーボタンをクリックして、Workspace IDをクリップボードにコピーします。
Watson_13.jpg

 .depのWORKSPACE_ID=の右辺にカーソルを合わせ、Ctrl+vでコピーしたWorkspace IDを貼り付けます。
 ※6 <>を削除します。
 例
 WORKSPACE_ID=57cb2d27-xxx-xxx-xxxx-xxxx9cc336a1

 これで、.depが完成したので、Ctrl+sで保存します。

 7. Nodeのモジュールをディレクトリにインストール
  VSCode(Visual Studio Code)のターミナルで、
  [ターミナル]npm install

Watson_14.jpg

インストールでnode_modulesのディレクトリにnode.jsを動かす環境がインストールされます。

 8. サービスの開始
 VSCode(Visual Studio Code)のターミナルで、
 [ターミナル]npm start

Watson_15.jpg

 ブラウザーでURLhttp://localhost:3000/を指定します。
 アプリが動けばOKです。

Watson_16.jpg

 下部のType somthingに車に関する操作を英語で指示します。
 例:turn on light (ライトを点けて)
 Watsonは「I'll turn on the lights for you」と返してきます。(感動!)
 とりあえず仕組みは別途検討しましょう。
 car_workspace.jsonにヒントがありあそうです。

Watson_17.jpg

■ まとめ

 Watson使うためには、ワークスペースを作成する必要がある。
 ワークスペースにアクセスするためには、.devファイルに設定が必要。
 時間があるときに、もう少し内容を深堀しましょう。
 最初、cf pushがうまくいかななかったです。
 なんとかできましたので次回はそれについて説明します。

以上、おそまつ

 

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?