概要
エンジニア4年生。
2025年春、満を持して情報処理安全確保支援士試験を受験したものの、「あと2点」で不合格になった。
えっ、「あと1点」じゃないじゃん?タイトル詐欺じゃないかって??
んまぁ確かに半分タイトル詐欺だが、私は応用情報技術者試験に「あと1点」で不合格になったことがあるので許してほしい。
ちなみに応用情報技術者試験には2024年の秋にリベンジ合格を果たした。
だから今年、意気揚々と高度試験に挑戦したのだが。
本記事では
なぜ落ちてしまったのか?
を自分への戒めとして赤裸々に書く。
目次
そもそも、なぜ受験した?
文系卒の未経験でエンジニアになり、
- 何も分からないのに先輩やフロント部門の方々とやりとりし、
- 専門用語が理解できておらずテキトーな返事をしたり、
- 曖昧な理解で仕事を進めてしまったり、
...と、いった具合の1年を過ごした。
そんな状態だったので、マネージャーに「まずは基本情報技術者試験を通して勉強するように」とオススメされた。
基本情報は広く浅く色々な知識に触れるキッカケとなり、以後様々な書籍を読んだり、応用情報や高度情報まで勉強したりしている。偉い。
=== ↑ ...と、ここまではキレイゴト(嘘ではないですけど) ↑ ===
本心としては、
- なんか資格って持ってるとカッコいいじゃん?
- なんか勉強とかし続けている人って凄いじゃん?
という漠然とした憧れ・ブランド信仰や、
- ...というか何もしてないと罪悪感があるからせめて資格勉強くらいはしとくか
という気持ちで受験をしている。
本題。「あと少し」で落ちた人の敗因分析 TOP4
応用情報も情報処理安全確保支援士も、きっと本質は同じ。
1. 勉強開始が遅い!
今回は3月の終わり頃から勉強を開始した。実に3週間だった。
「全然時間とってないじゃん!一生懸命やってないじゃん!
」と言われてしまえばそれまで。
ただ1月にはやる気満々で試験に申し込んで、書籍を買い集めるなどしていた。
申し込み時の 熱が冷めないうちに 勉強し始めることをお勧めする。
2. 過去問道場で午前問題ばっかり大好き過ぎ
午前問題は「受かる」という点のみを考えるのであれば、過去問道場をある程度周回していれば合格ラインに到達する。
____ アレ、楽しい。脳汁が出る。
今回は3週間の勉強期間のうち、半分くらいを午前問題に費やした。
本当はさっさと午後問題に手を出して、長文と向き合うべきだって分かっていたが、ヒトは弱い。
ある程度午前対策をしたら、午前問題の周回はただのゲームになってしまう。
3. アウトプット不足で「分かった気になっている箇所」が分からない
「勉強仲間を見つけて高め合え」というとかなり凡庸な主張になるが、重要なことなのだろう。
私の場合はコッソリ合格してカッコつけたい!というしょうもない欲求があってそれはできなかった。
インプット偏重の学習スタイルにならないようにする工夫が必要だった。
一人でも、自分を誤魔化さず、誠実に向き合うことができれば、それで良いはず。
何が分からないのか他人に指摘されなくても理解し、分かっていないことを徹底的にAIに壁打ちすれば十分のはず。
ただし私は一人でやっているにもかかわらず分からないことから逃げて、理解しきる前に別の問題に行ってしまう_と逃げ癖が付いている。
一人で過去問に取り組むときも採点甘くしちゃったりする。
現実逃避をしない精神力を身に着けるべきである。
4. 日ごろから長い文章を精読できていない
応用情報も、情報処理安全確保支援士も、試験としては国語。
ここ数年で私は、
- Short動画とかばっかり見て
- まともに活字を読まない
- インスタント知識大好き人間
に、成り下がっている。
そんな人が急にあんな長い文章を取り違えないように読めと言われても、ムズカシイ![]()
まず目が滑る。集中もできない。
これは根本的な生き方の問題
もうちょっとマシな娯楽に身を投じるなどして、日ごろの過ごし方から変えていきたいと思う
(一応)試験対策としてやったことをご紹介
午前Ⅱ対策: 過去問道場を過去15回分、3回ずつ回した
過去問道場は神。受かるだけならこれを回せば十分。
※ 先にも書きましたが、過去問道場はやっていくうちに「問題を覚えてしまっている」状態になり、本当に分かっていない部分を誤魔化してしまう可能性があるとは思う。
午後対策: 薄めの書籍を読んだ + iTECの重点対策本を使い、最初から順番に解いていった
「マンガ+図解で基礎がよくわかる情報セキュリティの教科書」を読んで、一通りトピックを押さえた。
その後、重点対策本に取り組みました。セキュアプログラミングがかかわる分野は捨てて、それ以外のところを前から順番に取り組んだ。
私の場合はこのやり方で、後ろの方に辿り着くころには試験まであと少しになっていて大焦り + 序盤でやったことを忘れていた
また、取り組んだ_と言っていますが、実際にノートに記述する練習は明らかに足りていない。
読んで、頭の中で回答してみて、「これで大丈夫だろう」と自己満足で終わってしまったところも多くある。
次回に向けて
今回は不合格になったが、秋または来春に再挑戦する。
応用情報をリベンジしたときのことを振り返ると
情報処理安全確保支援士にリベンジする前に、応用情報にリベンジした時のことを振り返っておく。
1. 過去問道場くんと健全な距離感を保つ
- 過去問道場は15回分、3周しただけで控えた
- 最初にガーっとやるのではなく、朝のストレッチみたいな感覚でやっていた
2. Obsidianと生成AIなどの活用をしていた
- 当時は生成AIとのチャットにハマっていて、不明点は質問しつつ、なんならチームメンバーとかにもそれとなく質問していた
- 質問した結果はObsidianにまとめ、直前に振り返ったりとかもした
- Notionでもメモ帳でも何でも良いですが、自分が分かっていない点と真摯に向き合うなら何らかにまとめておいた方が良い
3. 受験宣言を周囲の人にした
- 実はこれが一番大事かもしれない
- 一度落ちると吹っ切れて、チームメンバーや家族に対して「また落ちたら恥ずかしい」と思える状況を作ることが大切
まとめ
次回、情報処理安全確保支援士にリベンジする際は、以下を意識する
- 勉強開始時期を早める
- 過去問道場で遊び過ぎない
- カッコつけずに受験過程を晒け出す
- 短期間で国語力や読解力は伸びないと割り切り、とにかく「分かることを増やす」ことに集中する

