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島根LabAdvent Calendar 2019

Day 3

AWS SES + Google Domains でメール送信してみた

Last updated at Posted at 2019-12-02

概要

本投稿は「AWS SES」をちょっと試してみたい人用です

AWSにはSES(Simple Email Service)というメール送信サービスがあります。
Webサービスに使うアラートメールとかに重宝しますし、設定も簡単なのでとても便利だと思います。

実際に使うかどうかは置いといて、
簡単に設定できるので、ハンズオン的にまとめてみました。

目標 : AWS SES を使ってテストメールが送れるので、送信できるところまで試してみます。
所要時間 : 1時間(内待ち時間30分) ぐらい。

始める前に、次のものをご準備ください。

準備するもの

AWS SES を開く

  • まずは、AWS SES を開きます。以下のURLにアクセスします。
     https://console.aws.amazon.com/ses/home

  • リージョンを選択
     東京リージョンは対応していないので、米国東部(バージニア北部)などを選択します。

ドメインを登録

  • ドメインを登録します。
     このドメインは、送信メールアドレスに使用します。

■ AWS SES コンソール画面
Untitled.png
 ① Domains を選択します。
 ② Verify a New Domain を選択します。

■ ドメイン登録画面
Untitled.png
 ① Domain にドメインを入力します。(例)example.com
 ② Generate DKIM Settings にチェックを入れます。
 ③ Verify This Domain ボタンを選択します。

DKIM(DomainKeys Idetified Mail)は、電子メールにおける送信ドメイン認証技術の一つです。
( 参考: https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/dkim.html

  • 次のような画面が出ますが、すぐに閉じないでください。

■ DNSレコード設定情報
Untitled.png
 ① Download Record Set as CSV を選択して、CSVファイルをダウンロードします。

DNS設定

DNSレコード情報を DNS に設定します。
先ほど取得したCSVファイルに、設定する情報が記載されています。

本投稿では Google Domains を使用して説明しますが、
やり方はどのドメイン会社もほとんど一緒です。

■ DNSレコード設定画面
Untitled.png
 ① DNS を選択します。
 ② CSVファイルを参考に、レコードを追加していきます。
 黒塗りばっかりになってしまった...

DNS認証の確認

■ 未認証の状態
Untitled.png

■ 認証済みの状態
Untitled.png
 ① Verification Status が 「verified」 になっているのを確認します。
   DNSの設定をしてから、少し時間がかかります。

メールアドレス認証

  • メールアドレスを登録します。
    ここで登録するメールアドレスは、送信先として許可するメールアドレスです。

AWS SES では、許可した送信先にしかメールを送信できません。
送信先制限の解除も出来ますが、本投稿での説明は省きます。

■ AWS SES コンソール画面
Untitled.png
 ① Email Addresses を選択します。
 ② Verify a New Email Address を選択します。

■ メールアドレス登録画面
Untitled.png
 ① Email Address にメールアドレスを入力します。(例)example@gmail.com
 ② Verify This Email Address ボタンを選択します。

  • 登録したメールアドレスにメールを送った旨のメッセージが表示されますが、そのまま閉じます。
  • Gmailなどの受信トレイを確認します。

■ AWSからの受信メール
Untitled.png

  • リンクをクリックします。
  • 「検証に成功しました」というメッセージが書かれたページが表示されます。

送信テスト

設定が完了したので、メールを送信してみます。

  • 送信メールを作成します。

■ AWS SES 画面 (Domains)
Untitled.png
 ① Domains を選択します。
 ② 対象のドメインにチェックを入れます。
 ③ Send a Test Email を選択します。

■ 送信メール作成画面
Untitled.png
 ① メールを作成します。
  FromはなんでもOKです。Toには必ず認証したメールアドレスを入力してください。
 ② Send Test Email を選択します。

  • Gmailなどの受信トレイを確認します。
  • 作成したメールが受信出来ていればOKです!

お疲れさまでした:grinning:

お掃除(任意)

設定した内容を削除するまでが、ハンズオンです。(削除するかどうか自由です。)

AWS SES

  • Domains から削除
  • Mail Addresses から削除

Google Domains

  • 設定したDNSレコードを削除

最後に

AWS SES と仲良くなれましたでしょうか。
WEBアプリの運用に AWS SES を採用したことがありますが、とても手軽に実装できました。
運用中のバウンスメールには頭を悩まされましたが。。

AWSにはいろんなサービスがあるので、じゃんじゃん使っていきましょう!

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