【環境】
仮想基盤:ESXi 8系(Standard版)
ESXi環境のネットワークの設定箇所:
・ポートグループ
・仮想スイッチ
・VMkernel NIC
L3SW:Catalyst 9200L
物理Switch側の設定箇所:
・対象の2ポートを静的ポートチャネル(mode on)
・Trunkモード
・ポート/チャネル No Shutdown
【問題】
ESXiとL3SW間でチーミング設定を行った。その後、障害テストとして冗長化された2本のLANケーブルの抜き差しを実施。1本のみ接続しているときは通信に問題はないが、2本接続すると通信が不安定になる。
【調査】
・L3SW側
- チャネル設定確認
- リンク状態
- ESXiとの疎通確認
・ESXi側
- ポートグループ設定
- 仮想スイッチ設定
- VMkernel NIC設定
【原因】
チーミング状態で通信が不安定だった原因は、仮想スイッチとポートグループのNICチーミングにおけるロードバランシング設定の差異によるものだった。
【対応】
ポートグループのNICチーミングにおけるロードバランシング設定を「vSwitchから継承」に変更した。
【チーミング設定で参考にしたサイト】
・ 【朝から昼寝】ESXiサーバのLAG設定
・ 【VMware Docs】構成 4:静的 LACP – IP ハッシュに基づいたルート
・ 基礎から学ぶ!vSphere 8.0 第4回 ネットワークの設定(標準仮想スイッチ)
【その他】
・ 【VMWare ESXi】図解 NICチーミングの種類と動作概要
・ 【VMWare ESXi】図解 仮想ネットワーク・仮想スイッチの概要
・ 【VMware ESXi】仮想スイッチのポートセキュリティポリシーとは?