Viva InsightsでCopilot for M365の使用状況が抽出できるようになっていることは前回の記事で書いていますが、以前は整備されていなかったドキュメントが増えたのと抽出できる項目が増えていたので共有です。
そもそもViva Insightsで何が抽出できるか
Viva Insightsで抽出ができるのは基本的にCopilot Dashboardで確認可能なメトリック(指標)ですが、まだすべてが網羅されているわけではないので注意です(徐々には増えている…)。
また、前回執筆時はメトリックに関するドキュメントがそもそお整備されていませんでしたが、Copilot Dashboardの詳細のページに記載されています(分析起点でドキュメント探している場合は大変わかりづらい…)。
「Copilotアシスト時間」について
今月は新しいカラムとして「Copilotアシスト時間」が追加されていました。
「Copilotアシスト時間」とは
アシスト時間ではCopilotの大きな3つの機能である:
①会議の要約
②検索と要約
③コンテンツの作成
の各製品ごとのCopilotの利用メトリックを合算した時間となります。どのメトリックを利用しているかは記事冒頭に記載しているドキュメントに掲載があります。
KPI等として使う際は要注意
Viva Insightsあるあるですが、この時間の指標は実際に何かを測定して算出した時間というよりも、Copilotの利用回数に独自の定数を掛け算した時間の総数になるので要注意です。定数については The New Future of Workの研究によってアップデートされていくようです。
現時点では以下の調査の研究1と研究4を参考にして定数を算出しています。
Copilotダッシュボードにも効果として得られた時間や金額がででんと数字が大きくでていますが、実際に社内のKPI等で利用できる指標となりうるかは社内で議論が必要かと思います。おそらく実際の体感とは大きな乖離があるはずです。Copilotで得られた時間削減効果等を追いかける組織にとっては、ぐぬぬとなりそうですね。
Copilot Dashboardで確認できる「Copilotアシスト時間」
Copilot Dashboardではどこで確認できるかというと、「効果」のページの「時間および価値計算ツール」の中の「時間計算ツール」で確認を行うことができます。さきほどの①②③にわかれているかとおもいきや、こちらは製品ごとの分類となっておりました。合わせてくれたらいいのにね。
Viva Insights関連、ネットにも情報少なめなのでまた気が向いたらブログかこう~。