People Skillsとは
Microsoft Vivaの機能の一部である「People Skills」についてご存じでしょうか。
Copilotが従業員のスキルを自動的に推論・可視化し、組織全体の人材活用・キャリア支援ができる機能です。Microsoft Ignite 2025では、人材配置やスキル分析が可能なWorkforce Insightsと呼ばれるエージェントが発表されました。ほかにも人の検索に特化したPeople Agent、Viva Learningがベースとなった学習を助けるLearning Agentが発表され、今後ますますスキルの機能が強化されそうです。
People Skillsの具体的な仕組みとしては、普段使っているM365の資料・会議・メール等の情報から「この人はこんなスキルを持っているかも?」とCopilotがスキルを類推してくれます。スキルはLinkedInのスキルがベースとなっていますが、各組織の独自のスキルを設定することも可能です(現在は英語のみ対応…)。
過去90日間の活動データが参照され、絶えず更新されたスキルが提案されます。提案されたスキルではなく、自己申告でスキルを個別に設定することも可能です。設定したスキルはOutlookやTeams等で表示されるプロフィールに掲載することが可能で、エージェントからスキルをトリガーに人を検索することもできます。
Copilotによるスキルの提案有無や、プロフィールへの表示等の設定は個人ごとにオプトアウトすることも可能です。
今日は設定についての記事のため、詳細には触れませんがどこかで実際に使ってみた記事も書きたいなと思っています。
利用可能なライセンス
公式ドキュメントからの引用になりますが、2025年11月時点での機能とライセンスの関係は以下のようになっています。実はMicrosoft Vivaの個別のライセンスがなくとも、Microsoft 365 Copilotのライセンスでスキルの推論・可視化が可能です。専用エージェントである「スキルエージェント(今後PeopleやLearning Agentに統合されて廃止?)」は組織内の人材の検索やキャリアコーチとして利用でき、Microsoft 365 Copilotライセンスで使うことができます。
| リリース / 機能 | 基本 SKU (ME3/ME5) | M365 Copilot | Viva スイート | Viva Insights | Viva Learning |
|---|---|---|---|---|---|
| M365 プロファイルのスキル カード | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| M365 プロファイル エディターのスキル エディター | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| 従来の People 検索のスキル (SharePoint 検索) | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| 組織のエクスプローラーのスキル | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| People コンパニオンのスキル | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| 確認されたユーザー スキルのイングレス/エグレス | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| 分類イングレス | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| People スキル分類 (LinkedIn を利用) | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| スキル推論 | ✕ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| 分類エグレス | ✕ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| すぐに使う分類の編集 | ✕ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| M365 Copilot のスキル | ✕ | ✓ | ✕ | ✕ | ✕ |
| Viva Learning - スキルベース学習エクスペリエンス | ✕ | ✓ | ✓ | ✕ | ✓ |
| スキル エージェント | ✕ | ✓ | ✕ | ✕ | ✕ |
| Copilot 分析 - Analyst Workbench レポート | ✕ | ✓ | ✓ | ✓ | ✕ |
| Copilot 分析 - リーダー シナリオ | ✕ | ✓ | ✕ | ✕ | ✕ |
People SkillsをMicrosoft 365管理センターで有効にする
People Skillsを有効化する場合はMicrosoft 365管理センターで有効にする必要があります。また、実際に組織内で展開する場合は、トラブルにならないように事前に人事組織と調整することをお勧めします。
まずは、管理センターのCopilot設定画面からPeople Skillsのメニューを開きます。
Vivaのメニューに遷移するので「開始する」→「クイックセットアップの開始」を押します。カスタムセットアップは必須でないので、今回はスキップします。
「People Skillsの表示および編集」を押しましょう。
中に約16,000個ものスキルが入っていることが確認できます。これはデフォルトでLinkedInのスキルがベースとなったスキル群です。業種等によって組織の中で選択できるスキルを絞り込むことも可能です。
「Viva Insightsのスキルを許可する」は任意での設定となっていて、Viva Insightsで分析者がデータをダウンロードしたり、Power BIでテンプレートがあるので、スキル分析ができるようになります。最後に「確認」を押してセットアップ完了です。
この画面が出れば、設定完了です!
OutlookやTeamsでプロフィールを表示すると、Copilotがアクティビティから推測したスキルが表示されます。この画面は検証環境のものなので、数少ないデータから類推していますが、実際にはかなり実業務に近しいスキルが表示されます。
個人の画面でスキルを設定する方法についてはまた別の記事で記載したいと思います。









