はじめに
前回はテナント全体でのPeople Skills設定方法を紹介しました。今回は、ユーザーが自分の画面からPeople Skillsで提案されたスキルや自己申告のスキルを設定する方法を解説します。People Skillsを活用することで、Copilotが人や組織に関する情報を理解し、より文脈に沿った回答ができるようになります。(WorkIQみ…)
前回の記事はこちら
前提条件:テナントでのPeople Skillsの有効化が必要です
前回の記事の通りPeople Skillsを利用するには、管理者がテナントでPeople Skillsを有効化する必要があります。テナントの有効化には少々時間がかかります。最大48時間かかるようです。(筆者のテナントではだいたい12時間かかりました)
1.Outlookから自分のプロファイルを検索
Outlookで自分のプロファイルを検索しましょう。
名前が出てきたら、名前横のカードのアイコンをクリックしましょう。
クリック後、自分のプロファイルが出てきます。
この時点で「概要」の下のほうに「自分が持っている可能性のあるスキル」が表示されます。スキルを確定していないユーザーは「自分が持っている可能性のあるスキル」と表示され、スキルを一度でも確定すると「この人が持っているスキル」または「スキル」に変わります。
「プロファイルを更新」をクリックしましょう。
2.プロファイルの編集
「プロファイルを更新」を押すとMicrosoft 365 Chatの画面の検索画面に飛ばされ、自分のプロファイル編集画面が表示されます。
左メニューから「スキル」を押すと、AIが提案したスキルの一覧が表示されます。デフォルトで30個くらいでてくるので、残すものは選択し、不要なスキルは×を押して消去しましょう。英語なのがちょっと辛いところです。
新たに自分でスキルを追加することも可能です。一応人事なので人事っぽいものを選びます。ここも英語での検索となります。
すべて選択し終わったら「選択されたスキルを確認する」と「変更を保存する」をクリックしましょう。

3.スキルの確認
もう一度Outlookで自分のプロフィールを検索してみましょう。先ほど設定したものに色がつき、表示されていることが確認できます。
スキル機能のオプトアウトについて
「プロファイルの編集」画面の「データプライバシー」を確認すると細かく個人でもオプトアウトできる機能があります。全社展開する場合、個人の判断に合わせることも重要です。
「プロファイルでスキルを共有する」をオフにした場合は、他者から検索されたりエージェントの検索にひっかかることもなくなります。
Exchange Online Powershellを利用することで、管理者側のほうでテナント・グループ・ユーザーごとに細かく各4つのメニューを制御することも可能です。
次回以降の記事でPeople Agentの使い方にも迫っていきたいと思います。






