概要

CoreGraphicsで画像を作るにあたり、Retinaディスプレイに対応したものを出力させます。

基本的には、

スクリーンのスケール*1を元に、
スケール倍の縮尺で画像を生成、UIImage格納時にスケールを指定する。

*1 Retinaなら2.0

と考えてください。

UIGraphicsBeginImageContextの場合

概要のとおり、
サイズ定義でスケール倍し、UIImage格納時にスケールを指定しています。

// メインスクリーンのスケールを取得
float scale = [[UIScreen mainScreen] scale];
// 生成画像のサイズ定義（スケール倍する）
const CGSize ICON_SIZE = CGSizeMake(24 * scale, 24 * scale);
const CGRect ICON_RECT = CGRectMake(0, 0, 24 * scale, 24 * scale);

/* 中略 */

// コンテキストよりイメージ取得
CGImageRef imageRef = CGBitmapContextCreateImage(context);
// UIImageの取得（スケールを指定）
UIImage *image = [UIImage imageWithCGImage:imageRef
                                     scale:scale
                               orientation:UIImageOrientationUp];

CGBitmapContextCreateの場合

コンテキスト開始を、UIGraphicsBeginImageContextではなくUIGraphicsBeginImageContextWithOptionsを用い、第3引数にスケールをセットします。

この一行だけで、自動的にスケール倍したイメージが生成され、UIImageへの格納もスケール指定は不要です。
また、第3引数が0なら、自動的にメインスクリーンのスケールが参照されます。

// 生成画像のサイズ定義（スケール倍は不要）
const CGSize ICON_SIZE = CGSizeMake(24, 24);

// コンテキストの開始（第3引数に0）
UIGraphicsBeginImageContextWithOptions(ICON_SIZE, NO, 0);

/* 中略 */

// 生成されたイメージの取得（スケール指定は不要）
UIImage *image = UIGraphicsGetImageFromCurrentImageContext();