目次
1.AWS認定試験について
2.試験について
3.使用したテキストなど
4.学習方法
5.合格するために気を付けた点
6.学習のポイント
7.最後に
1. AWS認定試験について
私は、 ソリューションアーキテクトアソシエイト を取得した後に、
セキュリティスペシャリティ(以下、SCS)に挑戦しました。
2.AWS-SCS(C02)試験について
試験内容
試験方式 :CBT形式
正解を選択肢の中から一つだけ選ぶ問題と、複数選ぶ問題があります。
問題数 : 65 問
65問中スコアに影響しない採点外の設問が15問含まれています。
試験時間 : 170 分
受験料 :300USD、¥44,000(税込)
日時 :自由に選択できます。
会場 :テストセンターかオンラインを選択できます。おすすめはテストセンターです。
合否結果 :メールにて確認(受験日当日中に結果がメールで届きます)
合格ライン:正答率 75 %以上
出題範囲
出題範囲は、試験ガイドのドキュメントを確認してください。
私が受験した時は、SCS-C02でしたが、2025 年 12 月 2 日に廃止されており
現在は、SCS-C03となっているようです。
3.使用したテキストなど
①Cloudtech 試験問題集
■使用してみた感想
CloudtechというAWSの学習サイトを利用しました。
旧問題集は、実際の試験問題とほぼ同じレベルで解説も分かりやすかったので、
この問題集のおかげで合格できたと思います。
② 要点整理から攻略する『 AWS認定 セキュリティ-専門知識』
出版社 : マイナビ
■使用してみた感想
この参考書を使用することで、セキュリティ スペシャリティの試験範囲や要点を把握する
ことができました。
主な使い方としては、Cloudtechで試験問題を解いた後によく理解できていない部分を
読むようにしていました。
この参考書の最後に練習問題が付いていますが 実際の試験問題よりは簡単なので、
100%完璧に理解できるレベルになったら良いと思います。
③YouTube
チャンネル名「AWS Black Belt Online Seminar」
■使用してみた感想
スペシャリティの試験は各サービスの深い知識を問われるのでAWSの公式が出しているBlackBeltがとても良かったです。
特にKMSの動画は何度も見返して しっかりと理解できるようにして いました。
問題集の解説や参考書を読んでも、 あまり頭に入ってこない時や 隙間時間に動画を見ると
勉強になったので、使って良かったと思います。
5.合格するために気を付けた点
①集中力を保つ
問題文と選択肢の文章が長いので、集中して問題文を読んで要点を理解するところ
大変でした。
試験本番だけでなく、普段の勉強している時から170分集中力を保ち続ける練習も
必要だなと思いました。
②理解していない部分をクリアにして、間違った問題の復習をする。
Cloudtechの問題集を解いた後に、必ず間違った問題の復習を行っていました。
復習をしても、間違えてしまうことがあったのですが
何を理解していないのかというところを明確化して、参考書を読んだり
BlackBeltの動画を見て基礎の基礎から理解できるようにしていました。
③おかしな日本語に気を付ける
AWSの試験は、英語の問題文を翻訳しているそうです。
試験問題が意味の分からない変な日本語の文章だった場合は、
英語の文章に戻すことができるボタンがあるので、
そこをクリックして英語でも問題文を確認したりしました。
6.学習のポイント
①IAM
セキュリティなので、権限管理に関する問題が主となります。
SCP、OU、IAMユーザー、IAMグループ、IAMロール、IAMポリシーの違いは
完璧に理解し、説明できるようにする必要があります。
②KMS
KMSの暗号化の仕組み(エンベロープ暗号化)についてはしっかりと理解しておくと
良いと思います。
またKMSのCMKについても深い知識が問われます。
③AWS Systems Manager(SSM)
SSMはサーバを管理・運用するための複数の機能をまとめたサービスですが
その機能の内容(Session ManagerやRun Command)についてはよく問われる印象です。
7.最後に
AWS セキュリティスペシャリティは、ソリューションアーキテクトアソシエイトと比べると
出題されるサービスの数は少ないため、試験範囲自体は狭く感じます。
しかし「専門知識」という名称の通り、非常に深い内容が問われます。
また、実際に試験問題を見てみると分かるのですが、問題文が長く
読み解くだけでも高い集中力が必要です。
学習を始めた頃は、文章が長く難しいため心が折れそうになることもありました...
さらに試験時間は170分と、ほぼ3時間に及ぶため、長時間集中し続けるのが大変でした。
普段の勉強の段階から、集中力を保ちながら問題を解き続ける
練習が必要だったと感じています。
それでも、この資格取得のために学習を積み重ねたことで、
実際の業務において IAM ポリシーや S3 バケットポリシーの設計、
暗号化方式の検討などを以前より自信を持って行えるようになりました。
頑張って挑戦して本当に良かったと思っています。
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。