辞書とは
辞書とはキーと値のペアでデータを保持するデータ構造です。
Rubyでいうところの連想配列(ハッシュテーブル)にあたります。リストやタプルの場合、データ(値)の数が多くなるとどれがどのデータ(値)だったか調べるのが難しくなります。
その点、辞書はデータ(値)をキーで管理できるためどのデータなのか判別しやすいという利点があります。
Pythonで辞書の作成
Pythonで辞書を作成するのには複数のやり方があります。
やり方1:キーと値を個別に指定
dict_create1.py
# 以下のように波括弧{}の中に「キー: 値」のように記述すると辞書が作成されます。
scores = {"ネットワーク": 60, "データベース": 80, "セキュリティ": 55}
print(scores) #{"ネットワーク": 60, "データベース": 80, "セキュリティ": 55}
やり方2 : dict型のコンストラクタdict()を使う
dict_create2.py
# キーワード引数キー=値を指定するとキーと値がそれぞれ登録されます。
scores = dict(ネットワーク=60, データベース=80, セキュリティ=55)
print(scores) #{"ネットワーク": 60, "データベース": 80, "セキュリティ": 55}
辞書の値の合計を求める
ここからが本題なのですが、辞書の値の合計を求めるには次のように記述します。
まずvaluesメソッドで辞書の値を取得してから、sum関数を使います。
dict_sum.py
scores = {"ネットワーク": 60, "データベース": 80, "セキュリティ": 55}
total = sum(scores.values()))
print(total) #195