Claude Codeが作業を終えたあと、その回答を読むのにコードレビューと同じくらい集中力を使うことがありました。
繰り返し確認していたのは、次の3つです。
- 結論は何か?
- それぞれの処理はどうつながっているのか?
- 自分がやることはあるのか?
これらを見つけやすくするために、i-have-adhdスキル、図を使った説明、長い文章を避けた構造化された回答、という3つの工夫を始めました。
※本記事は英語から日本語へ ChatGPT を使って翻訳しています。
先に要点:取り入れた3つの工夫
| 読みにくかった理由 | 取り入れたもの | 読みやすくなった点 |
|---|---|---|
| 長い説明の中に結論が埋もれる |
i-have-adhdスキル |
結論と次の行動が最初にわかる |
| 処理同士のつながりをイメージできない | ラベル付きの小さな図 | 詳細を読む前に流れがわかる |
| 必要な情報を探すために段落を読み返す | 箇条書き・表・番号付きの手順 | 判断事項・変更点・作業を妨げている問題を見つけやすい |
理解に必要な説明は残します。知らない用語は、回答が長くなっても説明してもらいます。
以下の例は、実際の作業で受け取ったClaude Codeの回答です。プロジェクト名とテーブル名は変更しています。
引用部分は日本語に訳しています。語数は英語の原文のものです。
1. スキルを使って、結論を見つけやすくする
きっかけは、Claude Codeのプラグインとして使えるi-have-adhdというスキルでした。
このスキルには、すぐ行動に移せる回答を最初に示す、手順に番号を付ける、不要な前置きを省く、といったルールがあります。
回答を読み終えてから「それで何をすればいいのか」を考え直す負担を減らしてくれます。
同じ質問に対する2つの回答です。左が元の回答、右が整理された回答です。どちらもMarkdownのまま表示しています。
| 元の回答(430語) | 整理された回答(40語) |
|---|---|
|
|
関係のない進捗報告はなくなりました。
試すには、ターミナルで次のコマンドを実行し、Claude Codeで/i-have-adhdと入力します。詳しくは、プロジェクトのインストール手順を参照してください。
claude plugin marketplace add ayghri/i-have-adhd
claude plugin install i-have-adhd@i-have-adhd
毎回コマンドを入力せず、すべてのセッションでスキルを読み込むには、次のファイルを作成します。
touch ~/.claude/.i-have-adhd-always
2. つながりを理解したいときは、先に図を描いてもらう
誰がリクエストを送り、サーバーが何を返し、画面に何が表示されるのか。複数の要素を関連付けて理解する必要がある説明もあります。
そういうときは、先に小さな図を描いてもらいます。
たとえば、HTMLフォームとJavaScriptのfetch()を比較した回答は、次の図から始まっていました。
HTMLフォームで送信 fetch()で送信
────────────────────────── ──────────────────────────
[問い合わせページ] [問い合わせページ]
│「送信」をクリック │「送信」をクリック
│ ブラウザーが別ページへ遷移 │ JSがバックグラウンドで送信
▼ │ ページはそのまま
POST /f/abc123 POST /f/abc123
│ │
▼ 302リダイレクト ▼ {"ok":true,...}
[完了ページ] [問い合わせページ]
URLが変わる 同じURLで「送信しました」と表示
左側は別のページへ移動し、右側は今のページの表示を更新します。
リクエストヘッダーやレスポンス形式の説明を読む前に、その違いがわかります。
ルールはシンプルです。
流れや関係を説明するときは、ラベル付きの小さな図を最初に1つ示す。
単純な回答や、値を1つ答えるだけのときは図を使わない。
表示環境が対応していればMermaidを使う。
対応していなければ、text指定のコードブロックに文字で図を描く。
3. 段落の代わりに、決まった形式で答えてもらう
見出しが付いていても、必要な情報を探さなければならない回答はあります。
そこで、質問に合わせて回答の形式を変えてもらうようにしました。
| 質問 | 回答の形式 |
|---|---|
| これはできる? | 結論 → 条件や制約 |
| 何が変わった? | 変更点ごとに箇条書き |
| どの選択肢が合う? | 小さな比較表 |
| なぜ失敗する? | わかったこと → 影響 → 修正方法 |
| どう進めればいい? | 番号付きの手順 |
実際に、SQLクエリ1つの前後に6つの段落があり、全体で183語という回答がありました。
「too much prose(文章が多すぎる)」と返すと、次の回答は72語になりました。
内容は私のプロジェクト固有のものなので、ここでは回答の形だけ見てください。
| 元の回答(183語) | 整理された回答(72語) |
|---|---|
|
|
私はこれを「no-prose」ルールと呼んでいます。開発中の報告では、段落よりも箇条書き・表・手順を優先してもらう、というルールです。
この形なら、回答を全部読まなくても必要な部分を見つけられます。
短い回答にも、理解に必要な説明は残す
文章を減らしてもらった結果、かえって理解しにくくなることもありました。
第2節のHTMLフォームとfetch()について、実際に受け取った3つの回答を比べると、こうなります。
| 回答 | 語数 | 読んだ感想 |
|---|---|---|
| 最初の回答 | 896 | 文章が多すぎる |
| スキルを有効にした短い回答 | 136 | 短すぎる。使ったことのないCloudflareの機能名が、説明なしで出てくる |
| 順を追った詳しい説明 | 913 | 最後まで読めた |
理解できた回答は、3つの中で最も長いものでした。
新しい概念ごとに見出しがあり、用語を使う前に意味が説明されていました。見出しの数も、最初の回答の2個に対して11個ありました。
第2節の図も、この詳しい説明に含まれていたものです。
今は、次のようにお願いしています。
- すでに理解している話題なら、短く答える。
- 学習中の話題なら、新しい概念ごとに節を分ける。
- 専門用語が初めて出てくるときは、平易な言葉で意味を説明する。
まず試せる、小さなCLAUDE.mdの設定例
私が使っている指示を短くまとめると、次のようになります。
## 回答のスタイル
- 結論、判断、または現在作業を妨げている問題から書き始める。
- 調査結果は箇条書き、手順は番号付きリスト、比較は表を優先する。
長い段落で説明し続けない。
- 流れや関係を説明するときは、ラベル付きの小さな図を最初に示す。
単純な回答には図を使わない。
- なじみのない用語は、最初に使うときに意味を説明する。
新しい概念は無理に圧縮せず、それぞれ短い節に分ける。
- 私の入力が必要なときは、具体的な質問や依頼を最後に示す。
これらはモデルへの指示であり、毎回必ずこの形式になることを保証するものではありません。この違いは、Claude Codeの指示ファイルに関するドキュメントでも説明されています。
「結論を先に」「図にして」「文章が多すぎる」。何度も入力している修正依頼を、まず1つ、明確なルールとして書いてみてください。



