CloudShellとは
Azureとかにはあった、Webコンソールでターミナルを使えるやつです。
簡単なコマンドを叩くだけならいちいちCloud9環境やEC2をセットアップしなくてもよくなりました。
公式の紹介記事:https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-cloudshell-command-line-access-to-aws-resources/
zsh化の手順
0..bashrc
のバックアップを作成します。(バックアップファイル名は任意)
$ cp .bashrc .bashrc.org
1..bashrc
を開きます。
$ vim .bashrc
2.最終行に以下を追記します。
zsh
(↓全体)
..bashrc
# .bashrc
# Source global definitions
if [ -f /etc/bashrc ]; then
. /etc/bashrc
fi
# Uncomment the following line if you don't like systemctl's auto-paging feature:
# export SYSTEMD_PAGER=
# User specific aliases and functions
complete -C '/usr/local/bin/aws_completer' aws
export AWS_EXECUTION_ENV=CloudShell
# settings for zsh
zsh
3.エディタを閉じます。
:wq
4.設定を反映します。
$ source .bashrc
以上で完了です。
あとは oh-my-zsh を導入するなど好きなようにカスタマイズします。
Tips
-
$HOME
(/home/cloudshell-user
)以下は永続ストレージなので、セッションタイムアウトしてもシェルの設定が保持されます。 - ストレージはリージョンごとに異なるため、別リージョンのシェルには反映されません。
- 操作に失敗してどうにもならなくなった時は 右上の[Actions] > [Delete AWS CloudShell home directory]からホームディレクトリを削除することで初期状態に戻せます。ただし、
$HOME
以下の情報は全て失われます。
参考
-
AWS CloudShell compute environment: specifications and software
紹介した手順の公式ドキュメントです。 -
What is AWS CloudShell?
CloudShellのユーザガイドです。