Azure Solutions Architect Expert を取得しました。
試験の概要や勉強したことなどをまとめておきます。
資格体系の変更
Microsoft Ignite 2018 でアナウンスがあり、Azure 関連の資格は「新しいロールベースの Microsoft 認定資格」に変更されました。
新しい資格体系については、以下のリンク先がわかりやすかったです。
認定パス
通常の認定パスでは、以下2つの試験に合格することが必要です。
AZ-300: Microsoft Azure Architect Technologies
AZ-301: Microsoft Azure Architect Design
旧資格体系で提供されていた 70-535: Architecting Microsoft Azure Solutions の合格者にはもう一つ認定パスがあり、以下の移行用試験に合格すれば認定を取得することができます。
移行期間は 2019年6月30日 までとなっています。
AZ-302: Microsoft Azure Solutions Architect Certification Transition
受験概要
旧資格体系では MCSE: Cloud Platform and Infrastructure を取得しており、その際に 70-535 の試験にも合格していたため、今回は AZ-302 を受験してきました。
私が受験した時点での提供言語は英語のみでした。
受験時間 210分
試験問題数 明記されていないようです(私が受験したときは44問でした)
合格ライン 700点
受験言語 英語
勉強方法
AZ-302 の試験案内で公開されている評価観点(Skills measured)を読み、関連するサービスの最近アップデートされた内容を中心に学習しました。
各サービスの公式ドキュメントで新機能や最新の制約事項を確認し、Azure で実際に各サービスを構成して動作を確認しました。
この試験に限ったことではありませんが、手を動かすのが理解を深める早道ではないかと思います。
手を動かす際には、公式ドキュメントのチュートリアルに加えて、Microsoft Learn(こちらも Ignite 2018 で発表)が役に立ちました。
無料でサンドボックス環境が利用できるうえ、オンプレミスとのハイブリッド構成、機械学習、データサイエンス、コンテナワークロードの展開など多岐に渡るジャンルでモジュールが提供されており、試験範囲の広い AZ-30x の学習にはうってつけです。
受験記録
私の場合は1回目の受験中にエラーが発生し、受験中止→後日再受験となるハプニングがありました。
エラーが出て試験を先に進められなくなってしまった場合は日を改めることになる可能性があるため、AZ-302 の受験を考えておられる方は廃止予定日の直前を避け、余裕を持った日程で受験されることをおすすめします。
一部の設問は問題文に誤記と思われる箇所があり、愚直に問題文を捉えると回答できないものがありました(全く意味がわからないというレベルではなく、出題意図が読めれば回答は可能でした)。
なお、試験終了後に、出題された問題ひとつひとつにコメントできる時間が設けられていました。
今後の受験者のためにも、試験問題で気付いた点があればコメントしておくと良いかと思います。