最近openCV使う人ってpython使う人が多いらしく、参考記事読んでもぱっと見、何がMatなのかなんなのか型がわからないです。そこに一石投じたいのと、kotlinでopenCVて新しいんじゃね?と思ったので書いてみました。(実際はjavaのときとそう変わらないのですがまだ記事として書いている人がいなさそうということで)
長くなりそうなので3回ぐらいに分けて書こうと思います。
##環境設定
###OpenCV for Androidのダウンロード
Android用のOpenCVをダウンロードします。ここから自分のほしいバージョンを選んで
(今回は3.2です)opencv-3.2.0-android-sdk.zipをダウンロードして解凍してください。
###プロジェクトの作成
MainActivityはBlankで適当にprojectを作ってください。
プロジェクトを作り終わったら「File > New > import Module」を選択して次の画面のSourceDirectoryに次の画面のSource Directoryに(OpenCVを展開した場所)/OpenCV-android-sdk/sdk/java
と入力してください。
ModuleNameは適当で大丈夫です。デフォルトでopenCVLibrary320
て感じの名前がつきます。
###OpenCVライブラリをプロジェクトに追加
解凍したOpenCVフォルダからsdk > native > libs
をコピーして先程作ったプロジェクトの(プロジェクト名) > app > src > main
にペーストしてください。またこのフォルダの名前をjniLibs
に変更してください。うまく目的のディレクトリが見つけられない人はディレクトリの表示をapp
からproject
にして探してください。
###モジュールの依存関係を設定
Android StudioのFile > Project Structure
を開き、左側にある「app」を選択して、右上の「Dependencies」タブを開きます。右カラム右上の「+」ボタンを押して「Module dependency」選択すると先程取り込んだライブラリが表示されるのでそれを選択して「OK」を押して追加してください。
###build.gradleの変更
最後にopenCVモジュールの中のbuild.gradleで指定されているcompileSdkVersionとbuildToolsVersionの値をappモジュールのbuild.gradleの値と合わせてください。例えばappの方でcompileSdkVersionが26とか書いてあればopenCVの方のbuild.gradleでも26て書いてやってください。
ここまででOpenCVをAndroidで使う環境が整いました!
###kotlin環境を整えていく
このサイトを参考にしてkotlin環境を整えてください。
今回は「kotlin Android Extentsions」(findViewByIdをほぼいらない子にするすごいやつ)を使用したいのでProjectのbuild.gradleにclasspath "org.jetbrains.kotlin:kotlin-android-extensions:$kotlin_version"
の一行を追加してください。
これでやっと環境設定終わりです!お疲れ様でした!
次回は画像同士の特徴量比較編です!
明日は三千万さんが書いてくれるらしいので楽しみにしています。あの人のことだから素晴らしい記事でしょう。
5日後くらいにまた会いましょう。
###参考にしたサイト
環境設定に関してはこのサイトを参考にさせてもらいました、ありがとうございました!