0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【AWS SAP試験対策】VPCピアリングができない条件をまとめてみた

0
Last updated at Posted at 2026-02-19

【AWS】VPCピアリングができない条件・制限まとめ(SAP-C02試験対策)

AWS SAP試験に向けて、VPCピアリングができない条件についてまとめてみました。
Transit Gateway との比較も軽く触れてみます。
本記事は初学者向けです。

1. CIDRブロックの重複

最も基本的かつ強力な制限です。

  • 内容: ピアリングを組む2つのVPC間で、IPv4 CIDRブロックが一部でも重複している場合、接続を作成できません。
  • 注意点: セカンダリCIDRを追加している場合、そのいずれかが重複していてもアウトです。
  • 試験対策: 「既存のオンプレミスとIP体系が被っているVPC同士を繋ぎたい」というシナリオが出たら、ピアリングではなく PrivateLinkTransit Gateway (NAT併用) を検討する必要があります。

2. 推移的ルーティングの禁止

VPCピアリングは1対1の接続であり、他の接続をまたぐことはできません。

  • 内容: VPC AとVPC B、VPC BとVPC Cがピアリングされていても、AからBを経由してCに通信することはできません。
  • 解決策: AとCの間にも直接ピアリングを貼る(フルメッシュ構成)か、Transit Gatewayを導入する必要があります。

3. エッジツーエッジルーティングの制限

ピアリング先のVPCが持つ「外への出口」を借りることはできません。

  • 内容: VPC AとVPC Bがピアリングされている場合、VPC Aから以下のリソースを経由して外部へ通信することはできません。

  • VPC Bの インターネットゲートウェイ (IGW)

  • VPC Bの NATゲートウェイ

  • VPC Bの 仮想プライベートゲートウェイ (VGW)(VPN/Direct Connect経由のオンプレ接続)

  • VPC Bの VPCエンドポイント (Interface/Gateway型両方)

  • 試験対策: 「共通のセキュリティVPCにある検査用プロキシやGWを経由してインターネットへ抜けたい」という要件がある場合、ピアリングではなく Transit Gateway が正解になります。

4. リージョン跨ぎ固有の制限

リージョン間ピアリングの場合、以下の点に注意が必要です。

  • MTUサイズ: リージョン間ピアリングの最大MTUは 1500バイト です(ジャンボフレーム非対応)。同一リージョン内であれば9001バイトが可能です。
  • セキュリティグループ参照: 以前はリージョンを跨ぐとセキュリティグループのID参照ができませんでしたが、現在は主要リージョン間で サポートされています。ただし、古い教材では「できない」とされている場合があるため、最新情報をチェックしてください。

5. その他の運用上の制限

  • 接続数制限: 1つのVPCあたりのアクティブなピアリング接続数は、デフォルトで 50(最大125まで緩和可能)です。数千のVPCを繋ぐ必要がある場合はTransit Gateway一択です。
  • 重複接続: 同一の2つのVPC間に、複数のピアリング接続を作成することはできません。
  • DNS解決: デフォルトではピアリング先のプライベートDNS名は解決できません。「DNS解決のサポート」オプションを有効にする必要があります。

まとめ比較表

項目 VPCピアリング Transit Gateway
推移的ルーティング × 不可 ○ 可能
オンプレ共有 × VPCごとに接続が必要 ○ 1つの接続を共有可能
最大接続数 125 (要緩和) 5,000 (1リージョンあたり)
データ転送料 安価 (リージョン内無料/跨ぎは有料) 高め (処理料金が発生)
管理の複雑さ VPC増に伴い指数関数的に増大 中央管理でシンプル

SAP試験でのポイント

  1. 「コスト最小化」 が最優先、かつ接続数が少ない → VPCピアリング
  2. 「管理の簡素化」「推移的ルーティングが必要」Transit Gateway
  3. 「IPアドレスが重複している」PrivateLink もしくは Transit Gateway + NAT

これで選択肢において消去法が捗るはず・・・!!
この記事がAWS認定試験に挑む方の助けになれば幸いです。


参考資料

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?