概要
巷の情報通りに新旧Edgeの共存環境を作ったが、Windows Update後に旧Edgeが起動しなくなったので情報共有。無理やりな対処法も分かったので紹介。
モチベーション
新Edge(Chromium)の正式版が公開され、webアプリ開発をしていた者としては、色々な思いを抱きますね。とにもかくにも新Edgeを試したいわけですが、旧Edge(Legacy)も引き続き動作テストで起動したい。しかし、普通にWindows Updateで配布されると、旧Edgeは消えてしまうそうです。
これに関して、巷の情報で出回っている対策は2つ:
これらを行ってから、新Edgeをインストールすると、"Microsoft Edge レガシー"なるショートカットがスタートメニューに姿を現します。最初はこれで旧Edgeも立ち上がりました。
Windows Updateの悪夢
数日後、Windows Upadateによって、KB4528760, KB890830がインストールされました。再起動を要求され、その後、旧Edge(レガシー)は件のシートカットからは立ち上がらなくなったのです。
試行錯誤を記録しておくと、
- 新Edgeをアンインストールすると、旧Edgeが復活し、起動するようになる。
- 新Edgeをアンインストールせず、KB4528760をアンインストールしても旧Edgeは起動できない。KB4528760はシステム関係らしいので怪しんでいたのですが。
- KB890830のアンインストールは試していません。KB890830は「悪意のあるソフトウェア削除ツール」。これが原因だとすると、旧Edgeには悪意があるんかい!
旧Edgeを無理やり起動させる方法
上記のKB4528760も新Edgeもインストールされた状態で、旧Edgeを無理やり起動させる方法。今のところコマンドプロンプトで次のコマンドを打つと上手く起動する。
# 空のページを開く場合
cmd.exe /C start microsoft-edge:
# 指定のURLページを開く場合
cmd.exe /C start microsoft-edge:https://qiita.com
これは旧EdgeがUWPアプリであることを利用した方法の模様3。ショートカットを作ってこのコマンドをスタートメニューに登録してもいいですね。
なんだかんだで旧Edge好き
旧Edgeはずっと使ってきたので、やはり愛着があります。IMEのcomposition系eventでろくな情報を返さなくても、その七転八倒の対策がWin32API時代からのWindowsっぽくて好き。プログラミングって根性だと感じる瞬間ですよね。あとは、Chromium系よりもデバッガーがVisual Studioに近くてが使いやすいと感じます。
Legacyってのも、それはそれでポケgoユーザーには響くネーミングでいいですよね。