Java6でのリソースと例外処理

修正前

InputStream in = null;
try {
    in = new FileInputStream("test.txt");
    // stream操作
} catch (IOException e) {
    // error処理
} finally {
    try { // 必要に応じて
        if (in != null) {
            in.close();
        }
    } catch (IOException e) {
    }
}

というコードをよく見かける(定石？だったはず)が、そもそも、Stream(というかオブジェクト)のインスタンス生成に失敗すると、絶対にinにはnullしか入り得ない。
そのため、finallyブロックでのif文は必ずin==nullとなり、無駄である。
スコープを考えた場合にも不自然に思える。
(コードカバレッジを取ると、絶対に通せないため、C1が上がらない)

Java7ならば、try-with-resourceを使用することで、綺麗になるだろうが、6以前では以下のようにするベキではなかろうか？

修正後

try {
    InputStream in = new FileInputStream("test.txt");
    try {
        // stream操作
    } finally {
        try { // 必要に応じて
        in.close();
        } catch (IOException e) {
        }
    }
} catch (IOException e) {
    // error処理
}

因みに、finallyでのtry-catchは、closeで投げられるIOExceptionを握りつぶすか否かに依るため、「必要に応じて」とコメントしている