自分が普段 Tera Term をインストールしたときに必ずやっている初期設定を紹介します。
それぞれ、
- 危険な機能の無効化
- 利便性向上
- 個人的好み
のいずれかを目的としたものです。特に「危険な機能の無効化」カテゴリのものは万人にお薦めします。
なおこの記事は Tera Term 4.106 を前提に記載しています。
インストーラーでの設定
追加プラグインを全て有効化する
- カテゴリ
- 利便性向上
- 変更理由
- デフォルトでは追加プラグインは「TTXResizeMenu」と「TTXttyrec」しか有効になっていない。しかし個人的には「TTXKanjiMenu」もしばしば使うため。
インストール後の TERATERM.INI のカスタマイズ
ConfirmPasteMouseRButton を off から on に変更
- カテゴリ
- 危険な機能の無効化
- 変更理由
- off だと右クリックした瞬間にクリップボードの内容が貼り付けられてしまい、誤操作によって致命的な支障を生むコマンドが投入されてしまう恐れがあるため。これを on にすることで、右クリックしただけでは貼り付けられず、明示的に「貼り付け」をクリックすることで初めて貼り付けられるようになる。
VTFont を「Terminal,0,-19,128」から「MS ゴシック,0,-14,128」に変更
- カテゴリ
- 個人的好み
- 変更理由
- デフォルトのフォントサイズが大きすぎるため。
AutoWinClose を on から off に変更
- カテゴリ
- 危険な機能の無効化
- 変更理由
- on だとセッション切断時に自動的にウィンドウが閉じられてしまい、誤操作や障害で切断された際にそれまでの操作ログを喪失するため。
HistoryList を on から off に変更
- カテゴリ
- 個人的好み
- 変更理由
- on だと接続先リストが自動的に更新され、予め設定していたものが流れてしまうため。
AutoTextCopy を on から off に変更
- カテゴリ
- 危険な機能の無効化
- 変更理由
- on だと範囲選択した瞬間にクリップボードにコピーされてしまい、意図せずクリップボードの内容を喪失してしまうため。
ClearOnResize を on から off に変更
- カテゴリ
- 利便性向上
- 変更理由
- on だとウィンドウサイズ変更時にバッファの内容が消えてしまい不便なため。
IMERelatedCursor を off から on に変更
- カテゴリ
- 利便性向上
- 変更理由
- on の方が IME の状態が分かり易くなるため。
ResizeMenu を以下のように定義
ResizeMenu1= 80, 0
ResizeMenu2=120, 0
ResizeMenu3=160, 0
ResizeMenu4=240, 0
ResizeMenu5= 0, 24
ResizeMenu6= 0, 40
ResizeMenu7= 0, 56
ResizeMenu8= 0, 72
- カテゴリ
- 利便性向上
- 変更理由
- ある程度のウィンドウサイズにさっと変更できると便利なため。