はじめに
本記事は、OSSのノーコード・ローコード開発ツール「プリザンター」 Advent Calendar 2024 の25日目の記事であり、2024年締めくくりの記事でもあります。
皆さまのご協力のおかげで今年もアドベントカレンダーを完走することができました。ありがとうございます!
新機能
今年も様々なプリザンター関連のニュースがありました。毎年言っているような気もしますが、今年も皆さまからご要望の多かった数多くの機能が実装されています。
1月:計算式機能にエクセルライクな関数が追加
3月:新UI「cerulean」実装
4月:年間サポートサービス向けの拡張コンテンツとして運用管理ツール「Operations Tools」がリリース
5月:第二世代UIのテーマに「green-tea」、「mandarin」、「midnight」を追加
9月:カスタムアプリ機能実装
10月:対応データベースにMySQLを追加
12月:インストーラによるセットアップ機能を追加
モバイル版のデザインを新UIテーマに変更
めぼしいものを上げるだけでも結構お腹いっぱいになれそうなボリュームがありますね。
見た目がダサい、と長年言われ続けてきたプリザンターに待望のモダンな新UI「cerulean」がリリースされ、大きな反響をいただきました。個人的にはsunnyも結構好きだったのですが、はやり今どきのデザインはすっきりしていて使いやすいのは間違いないですね。今月リリースされた最新バージョンではモバイル版にも新UIが対応し、非常に見やすくなりました。まだ試されていない方は是非試してみてください!
■第2世代UIテーマ「cerulean」
■第1世代UIテーマ「sunny」
そして、直近の話にはなりますが、MySQLへの対応や、インストーラの登場も大きなニュースになりました。バージョンアップが手間なので古いバージョンのまま使っているという方も多いようですし、インストーラの登場でそんな皆さまがプリザンターの新機能に少しでも触れやすくなってくれることを願うばかりです。
グローバル
実は、今年リリースされたバージョン1.4.6.0から、プリザンターの既定の言語が日本語から英語に切り替わっています。プリザンター自体はすでに7か国語に対応しており、日本企業の海外拠点などを中心として、海外でお使いいただいているケースも目立ってきました。そういった中で、やはりOSSとして公開しているのだから、世界中の方に使ってもらいたい、という想いもあって、既定言語の英語化、そして、英語版マニュアルの公開、とグルーバル展開に向けた第一歩を踏み出したことも、今年一年の中での大きなニュースの一つといえます。
ネットワーク
もう一つの大きなニュースは、プリザンターを開発している弊社インプリムの認定パートナー企業が100社を超えたことです。社員数よりパートナー企業数の方が多くなったね、なんていうネタ話をしている間に、あっという間に100社を超え、日本全国のみならずついに海外企業を加えてのネットワーク拡大。皆さまの応援のおかげでプリザンターは少しずつ成長しているのだなと実感します。
そして、企業としてのパートナーネットワークだけではなく、昨年来積極的に参加しているOSSコミュニティの中でも徐々に仲間が増えてきたように思います。ちょうどコロナ禍がある程度落ち着いた昨年より参加させていただいたイベントなどで知り合った方々との関係性が強くなってきた今年、弊社はオフィスの別フロアにイベントスペースを設けることが出来ました。恩返しと言うにはおこがましいですが、OSSコミュニティのイベントなどでお使いいただけるようにイベントスペースをお貸出しており、最近では様々なプロダクトのコミュニティイベントが開催されています。そうして、今までは接点を持つことが出来なかった多くの方々との出会いによって、ネットワークが拡がっていのを目の当たりに実感できることはとても素敵なことです。
書籍
2025年1月25日に秀和システムさまから、待望の書籍が発刊予定となっております。すでにオンラインショップなどでは予約が開始されているようですので「入門プリザンター」で検索をお願いします。電子書籍も同日に発売予定とのことです。名前の通り「入門」的な内容ではありますが、機能豊富なプリザンターですからもしかすると知らなかった便利機能が見つかるかも。よろしければご検討ください。
おわりに
2020年、社会が流行病に染まる中でプリザンターは「Webデータベース」から「ノーコード・ローコード開発ツール」へと大きく進化を遂げました。あまり一般的とは言えなかった「ノーコード」「ローコード」というキーワードも徐々に認知されつつありますが、意味や解釈にまだ大きなばらつきがあり、実際どんなことができるのかが曖昧な状態でもあります。数多くのツールの中から必要なものを見極める“選択眼”がユーザーにも求められる一方、来年もまた多種多様なノーコード・ローコードツールが登場し、その活躍の場をさらに広げていくのは間違いないでしょう。あるいは、私たちがまだ想像もできないような革新的なツールが突如として現れるかもしれませんし、プリザンターがそのブレイクスルーをリードする存在になるのかもしれません。なにがあるかわかりませんからね!
2025年も、楽しみです。
さて、なんだかんだで今年も本当にドタバタが押し寄せる1年でした。きっと来年もそうなのでしょう。なんだか年始からバタバタしそうな予感がします。まだ何も言えませんが、どうぞ皆さま楽しみにお待ち下さい。
それでは本年の記事はこれにて終了です!最後までお読み頂きましてありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします!
皆さま、Merry Christmas!🎅🎄 & Happy New Year!🎍🗻
and...