本記事は Pleasanter(プリザンター) Advent Calendar 2022 の25日目の記事であり、今年のアドベントカレンダーの締めくくりとなります。書いているのは中の人です。
多くの皆様のご協力のもと、今年もアドベントカレンダーを完走することができました。本当にありがとうございました!
今年も、昨年同様、興味深い記事を多く書いていただきましたので、よろしければ他の記事も是非ご参照ください!そして、いいね!も是非よろしくお願いいたします。
はじめに
プリザンターはOSSとして開発・公開されています。少しずつではありますが、ありがたいことにユーザの皆様からご意見やご要望をいただくことも増えてきました。その声をもとに機能改善や機能追加などが頻繁に行われていることはOSSの醍醐味といえる部分であり、プリザンターの強みとも言えます。
プリザンターをユーザの皆様と共に育てていきたい、という想いから、より多くの皆様の声に耳を傾けたいと考えています。今年はそのような取り組みに力を入れてきました。より多くのユーザ様の声を集め、それがより多くのユーザ様に届くよう、ITreviewさんのサービスを利用しています。今年最後の記事として、ユーザ様からの声を少しだけご紹介しつつ、プリザンターの"楽しい"ところをアピールさせていただきます。
データベース開放による高い連携力
データベースを開放している(自由にアクセスできる)ことは、プリザンターの特徴のひとつとしてあげられるかと思います(オンプレでご利用の場合)。CSVやAPIでの連携ではなく、プリザンターで登録したデータを直接データベースから読み込めることは他システムと連携するうえでは非常に強力なアプローチになり得ると思います。
このレビューであげられているMetabaseは、オープンソースのBIツールですが、プリザンターの画面から入力したデータをもとにMetabaseでグラフィカルに表示させることが容易に実現できます。
データの入力はプリザンターで、表示はお好みに合わせたリッチなデザインで、なんていうことも可能なわけです。実はプリザンターのWebサイトやマニュアルも入力はプリザンターで行っているのです。プリザンターに登録されている情報をテンプレートに載せて出力しているわけですね。
データを集めるのはプリザンターで。集まったデータの活用はいかようにでもお好みのままに。可能性は無限大です。
以下のFAQにあるスクリプトを使うことで更に連携がスムーズに実現できるかと思いますので興味のある方はご一読ください。
FAQ:プリザンターに設定した日本語の項目名でデータベースのビューを作成する
https://pleasanter.org/manual/faq-japanese-label-text-view
オンプレシステムからの移行先として
既存システムからの移行先としてプリザンターを採用いただくケースも最近はかなり増えてきました。基幹システムやグループウェア、Webデータベースなどを移行する際の要件に「オンプレで稼働できる」ことが入ると選択肢はそれほど多くはありません。オンプレでもクラウドでも使えるプリザンターの強みを遺憾なく発揮できるケースです。オンプレ回帰というキーワードを目にする機会も増えてきましたが、「オンプレで稼働できる」ことが要件に入っている場合は、是非プリザンターを思い出して欲しいですね。
上記のデータベース開放のメリットを享受できるという意味でも、オンプレでの運用はプリザンターのアドバンテージを最大限に引き出します。クラウドサービスではちょっと難しいような他システムの連携も、オンプレであれば自由度もかなり高くなります。可能性は無限大です。
ローコード開発ツールとしての強み
ノーコード開発ツールであり、ローコード開発ツールでもあるプリザンター。多くの業務は標準機能によってマウス操作のみで作れるアプリで対応できるかと思いますが、いわゆるノーコードでは実現できない複雑な要件をスクリプトによって機能拡張し実装できることはプリザンターの大きな強みと言えます。クライアント側で実行されるスクリプトはもちろんのこと、サーバサイドで実行されるサーバスクリプト機能も備わっていますので、クライアント側の環境の影響を受けずに処理を実行できるというのは大きなメリットではないかと思います。スクリプトによる柔軟な拡張性は複雑なビジネスニーズの多くに応えられると思いますが、何でも出来るとまではさすがに言えません。ですが、何でも出来るようにプリザンターを進化させることは出来るかもしれません。ユーザの皆様と共に育てていけるプリザンターには、そんな無限の可能性があるからです。
おわりに
プリザンターは、アイディア次第でいろいろなことができるノーコード・ローコード開発ツールです。
まだ何でもは出来ないけど、いろいろなことができる。きっとできる。あれも、これも。
皆様も「あの仕事、面倒だからもっと楽にできないかな〜」と考えることはきっと多いのではないでしょうか。でもきっとできるんですよ、プリザンターで。この機能とあの機能を組み合わせて、ここはちょっとスクリプトを書いて。1時間掛かっていた仕事が30分で出来るようになるかもしれない。そうしたら、浮いた30分であの仕事をもっと効率化できるアプリをプリザンターで作ってみよう。そんなこと考えるのってとても楽しくありませんか?私はワクワクします。プリザンターに新しい機能が追加されるたびにワクワクします。
プリザンターを使った業務改善が楽しくなる。そういうユーザ様が一人でも増えてくれたら嬉しいです。だから今年も、最後はこれで締めさせていただきます。
皆様、Merry Christmas! & Happy New Year!
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