プログラミング初心者の私が、AIと一緒にライフプランアプリを作り始めた話
はじめに
私はプログラマーではありません。
アプリ開発の仕事をしているわけでもありません。
React、JavaScript、GitHub、Vercel。
今では普通に目にするようになった言葉ですが、アプリを作り始めた頃の私にとっては、ほとんど馴染みのない世界でした。
そんな私が、AIを使いながら自分用の「資産形成・ライフプランアプリ」を作り始めました。
最初から、
「本格的なアプリを開発しよう」
と思っていたわけではありません。
きっかけは、もっと単純でした。
「自分の老後のお金がどうなるのか、自分で分かるものが欲しい」
それだけでした。
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きっかけは自分の老後のお金
年齢を重ねてくると、老後のお金を現実的に考えるようになります。
年金はいくらになるのか。
NISAをこのまま続けたらどうなるのか。
銀行預金はいくら残るのか。
個人年金はいつから入ってくるのか。
退職後の生活費はいくら必要なのか。
物価が上がったらどうなるのか。
それぞれを調べることはできます。
でも私が知りたかったのは、それぞれの数字ではありませんでした。
「全部合わせたら、自分のお金は結局どうなるの?」
ということでした。
例えば、
現在の預金がこれだけ。
NISAへ毎月これだけ積み立てる。
65歳で仕事を辞める。
そこから年金を受け取る。
毎月の生活費を使う。
投資している資産はその後も運用する。
では、
70歳、80歳、90歳になったとき、資産はいくら残っているのか?
これを一目で見たかったのです。
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「だったら自分で作れないのかな?」
最初は既存のサービスを使えばいいと思っていました。
でも使っているうちに、
「ここに自分の個人年金も入れたい」
「NISAとiDeCoを別々に計算したい」
「銀行預金も一緒に見たい」
「ローンも入れたい」
「インフレも考慮したい」
など、自分が欲しいものが次々に出てきました。
そこでふと思いました。
「AIに頼めば、自分でも作れるんじゃないか?」
これが始まりでした。
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でも、何から始めればいいのか分からない
ここで最初の問題です。
私はプログラミング初心者です。
「こういう画面にしたい」
というイメージはあります。
でも、それをどうやってアプリにするのか分かりません。
コードを見ても、
const something = ...
「constって何?」
というところからです。
GitHubもよく分かりません。
フォルダとファイルの関係もよく分からない。
エラーが出ても、何を意味しているのか分からない。
そんな状態から始まりました。
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私がやったのは「日本語で説明する」こと
そこで、とにかくAIに自分の希望を日本語で伝えました。
例えば、
「65歳で退職するとして、NISAと預金と年金を全部合わせた資産推移をグラフで見たい」
「毎月の積立金額を変更できるようにしたい」
「老後の生活費を入力できるようにしたい」
「難しい言葉ではなく、普通の人が見ても分かる画面にしたい」
という感じです。
当然、最初から思った通りにはなりません。
AIがコードを作る。
動かしてみる。
違う。
「ここが違う」とAIに伝える。
また直してもらう。
動かす。
今度は別のところがおかしくなる。
また聞く。
この繰り返しでした。
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一つ直すと、一つ壊れる
初心者の私がAI開発で最初に驚いたのがこれです。
直したはずなのに、別のところが壊れる。
画面を直したら計算がおかしくなる。
計算を直したら表示がおかしくなる。
新しい機能を追加したら、それまで動いていた機能が動かなくなる。
そして初心者なので、
「なぜ壊れたのか自分では分からない」
のです。
これはかなり困りました。
AIに、
「さっきまで動いていたのに、なぜ?」
と何度聞いたか分かりません。
でも、この失敗を繰り返したことで少しずつ考え方が変わってきました。
「作る」だけではダメ。
直した後に確認することがものすごく重要なんだ。
ということに気付きました。
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気付いたら、かなり大きなアプリになっていた
最初は単純な老後資産の計算だけのつもりでした。
ところが、
「これも必要だな」
「これも計算したい」
「この表示では分かりにくい」
を繰り返しているうちに、機能がどんどん増えていきました。
NISA。
iDeCo。
銀行預金。
個別株。
金。
年金。
個人年金。
ローン。
生活費。
税金や固定費。
インフレ。
そして将来の資産推移。
さらに、
「毎日の家計と将来のライフプランをつなげたら、もっと分かりやすいのでは?」
と思い、今度は家計簿アプリまで作り始めました。
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家計簿もAIと一緒に作った
家計簿についても考え方は同じです。
私が欲しかったのは、多機能だけれど入力が面倒な家計簿ではありません。
できるだけ簡単に記録できて、
「今月あといくら使えるのか」
がすぐ分かるものです。
そこから、
日記、
カレンダー、
健康記録、
NISAやiDeCo、
ライフプランとの連携、
など、必要だと思った機能を少しずつ追加していきました。
そして、
家計簿で「今のお金」を見る。
ライフプランで「将来のお金」を見る。
この2つをつなげるところまで進みました。
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AIを使えば初心者でも作れる。でも簡単ではない
ここまでやってみて思うのは、
AIによって、プログラミング初心者でもアプリを作れる時代になった
ということです。
これは本当にすごいことだと思います。
以前なら、
「こういうアプリが欲しい」
と思っても、プログラムを書けなければそこで終わっていたと思います。
今は違います。
日本語で、
「こうしたい」
とAIに説明できます。
分からないコードも、
「これは何をしているの?」
と聞けます。
エラーが出たら、
「このエラーは何?」
と聞けます。
ただし、
AIに全部任せれば勝手に完成するわけではありません。
これは実際に作ってみて強く感じました。
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初心者だから気付けることもある
プログラミングについては初心者ですが、一方で実際にアプリを使うのは普通の人です。
だから、
「この言葉では意味が分からない」
「このボタンはここにあった方が使いやすい」
「この数字だけ見せられても判断できない」
ということは分かります。
技術的に正しいことと、使いやすいことは必ずしも同じではない。
そこは、作りながら何度も考えました。
AIが作ったものをそのまま使うのではなく、
自分で使って、分からなければ直す。
今でも基本的にはこれを繰り返しています。
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そして「作る」から「壊れないか確認する」へ
機能が増えてくると、新しい問題が出てきました。
アプリが大きくなるほど、
「本当に計算は全部合っているのか?」
「一つ修正したことで、別の機能が壊れていないか?」
という不安が大きくなります。
そこで途中から、テストや監査にもかなり力を入れるようになりました。
初心者がAIと一緒に作ったアプリを、今度はAIを使って厳しく検査する。
そして問題が見つかったら修正する。
現在は、この作業をかなり繰り返しています。
これは最初にアプリを作り始めたときには、まったく想像していませんでした。
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この連載で書いていきたいこと
この記事では、まず「なぜ初心者の私がアプリを作り始めたのか」を書きました。
今後は、
- AIに最初に何を頼んだのか
- 初心者がGitHubで困ったこと
- AIに修正してもらったら別の場所が壊れた話
- 家計簿アプリを作った理由
- 家計簿とライフプランを連携させた方法
- 5カ国対応に挑戦した話
- テストを増やしていった理由
- AIが書いたコードをAIで監査してみた話
- 初心者がAI開発を続けて分かったこと
などを、できるだけ初心者目線で書いていこうと思います。
専門的な解説というより、
「コードもよく分からなかった人間が、AIを使ってどこまでできるのか」
という実体験です。
私と同じように、
「プログラミングは分からない。でも作ってみたいものがある」
という人の参考になればと思います。
最後に
まだ完成して終わりではありません。
使ってみると、直したいところがまた見つかります。
直すと、また別の問題が見つかります。
その繰り返しです。
でも、最初はコードの意味すら分からなかった私でも、AIに聞きながら一つずつ進めることができました。
もし今、
「自分はプログラミングが分からないから無理」
と思っている人がいたら、私のような作り方も一つの方法かもしれません。
次回は、**「プログラミング初心者がAIに最初に何を頼んで、どうやってアプリの形にしていったのか」**を書いてみようと思います。
実際に作ったアプリ
現在も実際に使いながら、AIと一緒に改善を続けています。
資産形成・ライフプランアプリ
家計簿アプリ

