TL;DR
Docker Desktop バージョン4.33.0で起きてたWSL関連のバグで、PCを再起動する度に権限昇格ダイアログが表示される。
手っ取り早く解決したい方は対処法 🛠️を参照してください。
(おそらくすぐに修正版が配信されると思うので、この記事の寿命は短いはず)
2024/09/05にDocker Desktop v4.34.1がリリースされ、この事象も解消されています。
事象 ⚠️
Docker Desktopを4.33.0, 4.33.1にアップデートしたところ、起動時に「Docker Desktop Privileged Helper」がPCへの変更許可を求めてくるようになった。
(Windows で管理者権限でアプリを起動したときなどになるアレです。スクショなし)
原因 🐞
GitHubにIssueが上がっていた。
バージョン4.33.0のバグで、WSLのバージョンを認識し間違えて権限昇格ダイアログを表示するらしい。よってWindows限定かな?PCを再起動する度にこれが毎回表示される。
許可すれば問題なく動くが、ちょっと嫌。
対処法 🛠️
2024/09/05にDocker Desktop v4.34.1がリリースされ、この事象も解消されています。
同Issueの中でいろいろ対処法は述べられている。
- Docker Desktopを最新バージョン(4.33.1)にアップデートする
- -> これはやってみたが駄目でした。4.33.0を経由してそのままアップデートすると意味ないのかも
- Docker Desktopを最新バージョン4.33.1の開発用ビルドをインストールする
- ->
これで直りました。個人的に推奨。一度直ったように見えたが、PC再起動後開発用ビルドを使っていることによる警告が出た
- ->
-
Docker Desktopの再インストール
- -> 結局これ
その他、試してはいませんが以下のようなものも提案されています。
- WSLを最新版に更新する
- .wslconfig にカスタムカーネルが指定されている場合、それをコメントアウトする
まとめ
最近はよく分からない新し目っぽいエラーに遭遇したときXでキーワードを検索するようになりました。今回のIssueもXのポストで見つけました。