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Glueの使い方的な⑳(クローラーオプション_Grouping behavior for S3 data)

Last updated at Posted at 2018-08-12

クローラーオプション Grouping behavior for S3 data

クローラー作成画面にこんなオプションが追加されました。

スクリーンショット 0030-08-12 14.32.07.png

これはクローラー実行時のオプションで以下のような効果がります。

オプションなし(デフォルト)

クローラが S3 に格納されたデータのテーブルを定義するとき、データの互換性とスキーマの類似性の両方を考慮します。
データの互換性の考慮事項には、データが同じ形式(JSONなど)、同じ圧縮形式(GZIPなど)、S3 パスの構造、およびその他のデータ属性であるかどうかが含まれます。
スキーマの類似度は、別々の S3 オブジェクトのスキーマがどれほど似ているかを示す指標です。

オプションあり

可能であれば、CombineCompatibleSchemasを共通テーブル定義に設定することができます。このオプションを使用すると、クローラは引き続きデータの互換性を考慮しますが、指定されたインクルードパスで S3 オブジェクトを評価する際の特定のスキーマの類似性は無視されます。

今回使うGlueのリソース名

クローラー名

se2_in9

データ

入力:in9

全体の流れ

  • 前準備
  • オプションなしでクローリング
  • オプションありでクローリング
  • まとめ

前準備

今回使うサンプルログファイル

2つのcsvファイルを使う

①csvファイル
deviceid,uuid,appid
iphone,11111,001
android,11112,001
iphone,11113,009
iphone,11114,007

②csvファイル(①と異なるスキーマ)
aaid,bbid,ccid
ueue,11115,002
piopio,11116,002
hoge,11113,004
hoge,11112,007

ディレクトリ構成

スキーマのことなるデータ①②を以下のように配置

$ aws s3 ls s3://test-glue00/se2/in9/
                           PRE year=2017/
                           PRE year=2018/
2018-08-12 13:13:01          0 
$ aws s3 ls s3://test-glue00/se2/in9/year=2017/
2018-08-12 13:52:15          0 
2018-08-12 13:57:22         89 cvlog1.csv
$ aws s3 ls s3://test-glue00/se2/in9/year=2018/
2018-08-12 13:52:24          0 
2018-08-12 13:57:36        136 cvlog2.csv

オプションなしでクローリング(デフォルト)

それぞれ別々のスキーマを作りたいならデフォルト

2つのデータのスキーマの類似度が低いため、"se2_year_2017"と"se2_year_2018"の2つのテーブルが作成されている

スクリーンショット 0030-08-12 14.27.18.png

①のデータの"se2_year_2017"テーブル

スクリーンショット 0030-08-12 14.29.11.png

②のデータの"se2_year_2018"テーブル

スクリーンショット 0030-08-12 14.29.23.png

オプションありでクローリング

オプション有効にする

スクリーンショット 0030-08-12 14.42.26.png

クローリングを実行

スキーマの類似性を無視してスキーマが1つとしてテーブルが作成される

スクリーンショット 0030-08-12 14.19.20.png

  • ディレクトリの途中にデータが存在してたりするとパーティションが認識されず複数のテーブルができてしまいます(これは今まで通り)。
    例えば、se2/in9/xxx.csvが追加で存在すると、"se2_cvlog2_csv"、"se2_year_2017"、"se2_year_2018"の3つのテーブルが出来上がります

  • 形式の異なるデータが1つでもあると複数のテーブルができてしまいます。
    例えば、se2/in9/year=2019/test.json が追加で含まれていると、"se2_year_2017"、"se2_year_2018"、"se2_year_2019"の3つのテーブルが出来上がります。

まとめ

JSONなどのデータの形式やGZIPなどの圧縮形式が同じであれば、あるS3パス配下のデータは多少異なるカラムがあってもスキーマを結合してしまいたい場合にいいのかも。

こちらも是非

AWS Glue コンソールでのクローラの設定
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/glue/latest/dg/crawler-configuration.html

Glueの使い方まとめ
https://qiita.com/pioho07/items/32f76a16cbf49f9f712f

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