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【ラズパイ5 NAS化計画①】OMVインストールと基本設定

Last updated at Posted at 2026-01-14

【ラズパイ5 NAS化計画①】OMVインストールと基本設定

0. はじめに

はじめに筆者は技術屋ではなく、ただの趣味でやっているだけなので間違っているところもあるかもしれないがそこはご愛嬌でとどめておいてほしい。
ただ、この構成でちゃんと解説しているサイトが少なく実際にやったとき結構苦労したので、少しでもそういう人の助けになればうれしい。

1. 目的と概要

この構成について、OMVでNASを作ることが目標だったが、immich(Google Photosのセルフホスト)やnextcloud(Google Driveのセルフホスト)など他のサービスも気になり、自宅のデータ貯蔵庫にしようということに落ち着いた。

そのセルフホストサービスを外出中に使用できるようにするためCloudFlareも導入している。ネットにはTailscaleの導入が多く見られるがいちいちVPNをスマホ側で利用してというのはいささか骨が折れる行為であり、安全性と手間を天秤にかけCloudFlareの方が良いと決断した。

またQnapやsynologyなどの既製NASもあるが本体だけで3万前後するのと、ラズパイと比べて大幅にスペックが落ちるので家庭利用に置いてラズパイ5は最適といえる。

1. ラズパイのセッティング

1.1 ラズパイの基本構成

  • ラズパイ5(4GB)
  • ラズパイ用充電器(公式)
  • microSDカード

(option)

  • m.2HAT+
  • SSD
  • バックアップ用HDD

1.2 気をつける点

ラズパイは5V5Aで動くあまり見ない構成をしているため、USB TypeCのPD充電器があれば行けるやろと思っていると、電圧降下で落ちる可能性がある。

手持ちの充電器を見てもらうとわかるのだが、60Wの充電器でも20V3Aなどでなかなか5A出る充電器は存在していない。

理由として、電源システムの簡素化やコスト削減の狙いがあるらしく、純正や他の互換充電器を使うことを推奨する。

また、m.2HAT+についてだが、これを買うとケースの選択肢がかなり狭くなるため、最初からケース購入を視野に入れている人は、m.2アダプタを内包しているケースもあるのでそっちを検討すべきかもしれない。

1.3 OSインストール

OpenMediaVault(通称OMV)は、実際にはOSではなく、Linux上で動くサービスらしいので、その土台となるOSをmicroSDカードにインストールしていく。

まず、公式サイトからRaspberry PI Imagerをダウンロードする。

image.png

ここで、microSDカードスロットがない人は外付けのカードリーダーを用意する。

次にラズパイイメージャーを開くとこの画面になるため、

image-1.png

ラズパイ5を選択。

image-2.png

OMVはラズパイのCUI版をご所望なので、下にスクロールしてRaspberry Pi OS(other)を選択し、その中のRaspberry PI OS Lite(64bit)を選択する。その後ストレージを選び、その後の設定に進むが、変えなきゃ行けないのは、

  • ホスト名
  • ユーザー名とパスワード
  • タイムゾーンをAsia/Tokyo
  • SSHを有効化でパスワード認証

ぐらいで、あとは長い書き込みを待てばOSのインストールが完了する。

2. OMVのインストール

2.1 ラズパイにSSH接続

先程設定した

ssh <Raspberry Piのユーザー名>@<ホスト名>

で接続する。
そしてOMVをインストールする。

wget -O - https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash

2.2 ラズパイにアクセス

OMVはブラウザで管理できるため、プログラミングをあんまりやったことがない人でも手軽に使えるサービスである。
黒い画面カタカタするの嫌な人はかなりおすすめ。

まず、任意のブラウザを開きhttp://<ホスト名>:80を入力しOMVの管理画面にアクセスする。
このとき
image-3.png

のような画面が表示されると思うが、OMVインストール中になにもしていなければ、
ユーザー名:admin
パスワード:openmediavault
でログインできる。

2.3 OMVの基本設定

ここからは自分用にカスタマイズしていけばいいのだが、あくまで一例としての設定を示す。

  • 初期パスワードのままではあまりよろしくないので、ログイン後右上の人のマークからパスワードの変更をする。

  • また日本語にしたい場合も同じく右上の人のマークから言語を選択し日本語に変更する。

  • ユーザーの設定

    • 左のメニューバーの[ユーザー]→[ユーザー]を選択し、自分のユーザー名を選択して上のペンマークを選択

    タイトルなし.png

    • 変えるところはシェルとグループの2つ
      • シェルはこだわりなければ/usr/bin/bashで良いと思う。
      • グループは_sshとusersにチェックを入れる。ほかは外して構わない。dockerを使うのでdockerもチェックしといた方が良い。
  • ストレージのマウント

    • ストレージをOMV上でわかりやすく管理するために必ず行うこと。

    • [ストレージ]→[ファイルシステム]を選択し、上の+ボタンを押す

    • 様々なOSへの互換性のためEXT4を選択する。

    • HDDかSSDを選択する。

    • [パーティション]はそのままでよい。

      image-4.png

  • ストレージのラベリング

    • [ストレージ]→[共有フォルダ]を選択し、+を選択する。

    • とりあえずNAS用のフォルダを作成する。

    • [名前]はNAS用だとわかるようにする。例:NAS

    • [ファイルシステム]はNAS用のHDD、SSDを選択する。

    • [相対パス]は先程選択した[ファイルシステム]から見た相対パスである。特に指定がない場合は/NASとしておく。

    • [パーミッション][Tags]はそのままでよい。

      image-5.png

  • SMBの設定

    • [サービス]→[SMB/CIFS]→[設定]で一番上の[有効]にチェック。
    • [サービス]→[SMB/CIFS]→[共有]で+を選択する。
    • 一番上の[有効]にチェック。
    • [共有フォルダ]はNAS用に先程作った共有フォルダを選択する。
    • [参照可能]にチェックを入れる。
  • バックアップ設定

    • まず、バックアップ先のHDDをマウントする。(前述のストレージのマウント参照)
    • バックアップ先の共有フォルダーを作成する。名前は[バックアップしたい共有フォルダ名]+[_bkup]などとしてバックアップ元の共有フォルダ名をわかりやすくする。
    • [サービス]→[Rsync]→[タスク]で上の+ボタンを選択。
    • [ソース共有フォルダ]はバックアップ元のフォルダ、[送信先共有フォルダ]はバックアップ先のフォルダを選択する。
    • 実行時刻は私の設定では図の通り自分が使うであろうピーク帯を避けた時間で1日2回設定したが、ここは自由である。
      image-6.png

3. まとめ

記事が長くなってしまいそうなので一旦区切りにすることにしました。

次はdockerの導入からimmichやnextcloudなどのサービス展開を記事にする予定です。この過程で電子工作にはまってしまいまして、マイコンを使って温湿度計や赤外線リモコンを作ってHomeAssistantを構築したりもしたのでそれもシリーズとして記事にしていく予定です。

次の記事が出たら下にリンクを貼る予定なので貼ってないってことはないっていうことで察してください。

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