OctoberではJSONでデータベースに格納するフィールドの管理画面を簡単に作成できる。

データをそれぞれ１カラムに格納するのではなく、１つのカラムにJSON文字列にまとめて格納したいとする。このとき、管理画面ではそれぞれの入力欄を表示して、データはJSONに変換してテーブルに格納するということをOctoberではロジックの記述無しでできてしまう。

（今のところドキュメントに記載はないが、Octoberの内部的な作りを考えると自然な挙動なので今後も変わることはないと思われる。）

例えば、hogesというカラムにfooとbarと言うデータを格納したい場合、モデルの $jsonable配列にカラム名のhogesを追加。（これにより、$model->hogesとアクセスするだけでJSONデータはすでに配列に変換されている。逆に、配列をアサインしてモデルをsaveするとJSONデータとしてテーブルに格納される。）

class MyModel extends Model
{
    ...
    protected $jsonable = [
        'hoges',
    ];
    ...
}

そして、管理画面のフィールド設定（fields.yaml）ではhoges[foo]のように配列のように記述することでsubmitしたときにOctober側でそのpostデータを配列として処理する。配列が$model->hogesに入れられることになるので、JSONデータとして格納してもらえる。

fields:
    hoges[foo]:
        label: Foo
        span: auto
        type: text
    hoges[bar]:
        label: Bar
        span: auto
        type: text

Octoberのドキュメントでは、リピーターやデータテーブルなどのウィジェットからのデータをjsonableに設定したカラムに格納できるが、上記のようなOctoberの基本的な動作を理解していると、色々と応用が効かせやすい。
Octoberは非常に拡張性が高いので、このようなOctoberのコンセプトを理解していると独自のウィジェットなどを効率よく作成することができる。